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子どもとは、未来の話をしよう。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

子どもはみんな問題児。絵本「ぐりとぐら」の生みの親は母、中川李枝子さんの教え

以前、この本を読みました。すごく面白い本でした。

この中の1つに

子どもは、過去の話が好きではない。
「あなたは、小さいころ、こうだった。ああだった。」という話よりは、
「大きくなったら、何をしたい?どんなことが楽しみ?」と
未来の話をした方が、子どもの目はきらきらする。

一了 要約

というようなことが書いてありました。

その通り!と強く思いました。

もちろん、過去の話をして、愛されていることを伝えるのは
いい方法かもしれません。

でも、そればっかりでは、
「今の私は?」
「これからの私は?」となるかもしれませんね。

この本を読んでから、意識して声をかけるようにしています。

未来の話をしても、答えられない子ども達

高学年になると、この時期、
将来の夢を聞かれることが多いです。

ここでいう、将来の夢とは
職業や
こんな人になりたいという憧れ
こんなことをしてみたいという願い
こんなこと頑張るぞという決意
のことです。


職業に限ったことではありませんが

未来の話を聞いているのです。

国語の授業やPTA新聞のインタビュー、卒業アルバム等で
今の自分の思いや考えを聞かれます。

話題としては、
目がきらきらするはずです。

それなのに、実際は、

頭を抱えてしまう子が必ずいます。

一方、僕はこれになりたいんだというのがはっきりしていて、
すぐに書き始められる人もいます。

この違いは何なのでしょうか?

みんなの前で、夢を語るのが恥ずかしいとか
自信ないとか
未来に希望がもてないとか
周りに目標となる人がいないとか
いろいろな理由が考えられますが
私は、その1つにこれがあると思っています。

未来志向をもっているか。

それが
未来思考があるかどうかが
関わっているのではないかと思います。

①未来について考える時間

純粋に、自分の未来について考える時間です。
自分の将来は?どんなことがしたいの?など考えてきたかは、ともて大切なことです。

②自分を見つめる時間


自分の得意や不得意について
ゆっくり考える時間があるかどうかはとても大切なことです。

自分は何に向いていて、
と言う時に、人の力を借りないといけないのか。

それに気付けているかどうかも大切です。

③先を見越して、今、何をするのか。

先を見越して行動を起こせるか。これも大切な視点です。

親の出番だ!

親ができること、それは、子どもを未来志向へといざなうことです。

具体的には、先ほどの①~③のような話題をときにしていくのです。


〇年生になったら何を頑張りたいの?
〇月に楽しみな行事(勉強)はあるの?


今は、何を頑張っているの?
どんな時に、人に助けてもらっているの?助けているの?


〇〇に向けて、今、何をしておくの?
今、何をしておくといいかな?

最後に…

正直、未来の話ばかりもしんどいものです(笑)

区切りがよいときに声をかけるのがよいと思います。

月末、
学期の変わり目
学年の変わり目
などなど、
子どもも気持ちを切り替えやすい時に、
声をかけてはどうでしょうか。

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