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「じぶんケアラー」になって自分史上最高の未来を創る 谷脇真由弓です。

前々回は、「強い」チームの一つの特徴。


弱い部分をそぎ落として強くなるとお伝えしました。

それは、決して悪い訳ではないです。

部署異動、配置換えなど、「個」もチームも双方出血が少なく、効率化を図れる側面があります。

しかし、

家庭など、誰もが大切で、除けない。
また、母数(人員数)の少ない組織は、どうして、成長したらいいのでしょうか。

ここで、また私の部活時代の経験からです。

吹奏楽コンクールの県優勝を目指しながら、「誰かをそぎ落として強くなる」という考え方もできない、人員的な余力がない部でした。

ですので、全員参加!

「ブレスの位置を変えるべきだ」
「金管の低い音が響かないのは、どうして?」

など、メンバー同士がアドバイスをしながら、上手する「やり方」を考えていました。みんな、いつも四苦八苦していました。

その内に、だれしもが思うようになります。

「どうして、こんなに練習をするの?
そんなにコンクールで勝つことが大切なのか」

「音楽(音が楽しい)じゃなくって、音が苦で仕方がない!」


迷う女性

そんな声にならない声が、蔓延していきます。

それでもやめずに、練習をする根底の思いは

「よい音楽を奏でたい」

それだけでした。

地道に練習し、音がよくなり、
全体のハーモニーがダイナミックになる。
チームが「ひとつの楽器」となって鳴り響く。

そうなると、本当に心も身体も、ゾクゾクと震えます。

ひとりでは奏でられない。
「他者」があるからこそ、経験できる一体感や融合した到達点。
そんな他者との「体感」を含んだ関わりの中で、本来の目的を見出して、前に向かっていけます。

それは、弱い個の音も含めた皆で創る、ただひとつのハーモニー。

ただ、その瞬間を創って味わうことが何より嬉しかった。

「コンクールは、その道標でしかない」

と気づく瞬間でした。

下手(弱い)人は、上手(強い)な人の美しい音に追いつきたいと思う。
羨ましさもあるし、ジェラシーもある。
そんな、「混然」とした意識を胸に抱きます。

単純に片付けられない「混然」を抱え持つ。
弱い自分を認める痛みと強さがあるから、強い人も真摯より真摯に音に向き合い、全体として共に成長をする。

「個も含めて、全体が成長する」

そんな成長の仕方もあるのだと、思えた経験です。

生産性の向上には一番遠い方法でしょう。

しかし、スキルは「AI」にとって代わられても、
根幹の人間にしかできない組織づくりや、「AI」の過去事例の機械学習のアウトプットを越えた創造的な仕事。

そんな

「ホンモノの成長ができる」組織になるためには

個でありながらも、「他者」と痛みを抱えながらも関わりあう「チームの融合体験」が大切です。
理屈や知識でなくて、「密」で身体感覚を伴いながら、ともに将来像を描けるもの。

これからは、それがチームや会社や、そして個人も持つことができるか。
創れるか。
チャットGPTの脇を抜けて、生き残ることが試される時代です。

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