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変化とトランジション

今月海外から東京に引っ越しました。
3週間経とうとしているのですが、なんだか落ち着きません…そのワケも、船便の荷物がまだ届いておらず、衣服などを収納できないため、部屋はものが散乱している印象です。

変化とトランジションのちがい

この引越しがきっかけで最近思いを耽るトピックです。

変化とは一瞬で起きるものです。昨日までは海外にいて、翌日飛行機乗ったら東京にいました。人生のさまざまなイベントもそうだと思います。結婚、出産、入学、卒業、就職、転職、退職などなど。しかるタイミングでA→Bと変化が訪れます。

では、トランジション(≒移行・変遷)とは?ものごとが移り変わるプロセスを指します。変化は「A」が「B」になった時点だとすれば、トランジションは「A」の時点から始まり、「→」が指すプロセスをも含め、そして「B」に変化した後も続くのです。

例えば、引越しの事例では、「引っ越したこと」が変化ですが、トランジションは引越し前、引越し最中、引越し後に及びます。

そして変化とトランジションのちがいを理解するもう一つの視点は、変化は外部環境のちがい(海外vs東京)を指すことに対し、トランジションは内面の状態(引越しに伴う気持ちの移り変わりなど)を表します。

内面的なトランジション

内面の状態とはつまり心理的・身体的な状態の移り変わりです。

今の私の気持ちは引越し前のソワソワやワクワクとした気持ちや、引越し中の寂しさ、不安とはまた異なるものです。ただ、共通しているものもあり、それは地に足がついていない感覚。どこかまだ宙に浮いているような、落ち着かない気持ちです。

そして身体的には湿度・気温、食事、周辺環境の変化に伴い、体調にも少なからずアンバランス感を抱いています。

これらが私が内面的に感じるトランジションです。

「変化」に対する視点が変わる

変化とトランジションは時間軸だけではなく、外部か内面かのちがいもあるということを認識できれば、一言でまとめがちな「変化」に対する視点が変わる気がします。

「変化」を嫌うのも、多くの場合トランジションに対するサポートが得られないからではないでしょうか?

心理的や身体的な切り替えはなかなかすぐにできるものではないのは当然です。それを理解するだけでも、少しホッとしたような自分自身に対する思いやりが生まれる気がします。

自分に対する思いやりが大事!

変化が起きたときには、内面的なトランジションが伴うということを認識しましょう。自分自身に対して思いやりを持って、時間をかけてもいいから、少しずつ気持ちの移り変わりを感じ、体調を整え、新しい環境に順応
することが大切だと思います。

コーチングも人の「変えたい!変わりたい!」をサポートする立場だからこそ、変化の前・途中・後のトランジション期間にわたり伴走することの大切さを実感します。

さ、今日も散らかった洋服に目を瞑って、「やりたいこと」「できること」に集中しようっと。

Have a beautiful day!



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