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「終戦の日」について書かれた本で気になった3冊

はじめに

先日、終戦の日に記事を書きました。

どうやら、終戦の日について論考があるようで、ネットで検索していたらオススメされていた本をいくつか見つけたのでリストアップし、そのうち2冊は読み始めました。

こういうタイミングでもなければ、なかなか深く知ろうという気持ちにならないので熱いうちに。

読み始めている本

日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日

映画にもなった有名な本なのですね。まだ半分読み終わらないくらいですが、登場人物の息遣いが聴こえてくるような臨場感があります。また、それぞれのリーダーが関係者への影響を鑑みて、意見・行動する姿から学ぶことが多いです。ここに至るまでの情報に触れる機会をほとんど持てていないので、にわかではありますが登場人物それぞれについて何がそうさせたのか?といった心情を汲み取ろうとしながら読み進めていっています。また、私はどこに感情が動かされるのか、も合わせて探るいい機会になっています。関心が高まっているからか、どんどん読み進めることができて、この先も楽しみです。

増補 八月十五日の神話: 終戦記念日のメディア学

こちらは今日届いて読み始めたのでまだ序章を読み終えたくらいです。「日本のいちばん長い日」が政府や軍部を主役として書かれている本である一方、こちらの本ではメディア関係者や国民といった人たちにフォーカスが当たっているため、読み進めるほどに、より立体的に8月15日を捉えることができるのだろうなと予測しています。

ここまで読んだ中に、玉音放送にまつわるプロパガンダ写真の懸念を検証する内容があったのですが、昨今のニュースについてそういう感度を持てているはずが、国内の歴史については無批判に受け入れてしまいがちなきらいがあるという己の未熟さに気づかされています。

まだ手を出していませんが気になっている本

「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年 (中公新書)

ネットでオススメとして紹介されていた方(匿名の方なので名前不明)の言葉を借りるならば、『増補 八月十五日の神話: 終戦記念日のメディア学』が「敗戦の日と内地」だとすると、こちらの本は「敗戦の日と外地」について描かれたものとのこと。興味深いです。

おまけ 堕落論、白痴(まんがで読破)

さいごに

終戦を思うにあたり、

・祈る
・少しでも関連情報に触れ、知識を増やす
・平和とはどういう状態なのか?(私にとっては日本だけにとって、という意味ではなく全人間社会にとってという前提があります)どういう社会構造によって、人々の意識、行動によって、文化/慣習によって成されるのか?を探究、具体的にイメージする
・そのために必要な行動は何かを考える
・自身の行動を省みる

先の2つ以外は、すぐにできることではありませんが、取り組んでいこうと思います。(新たにというより、これまでの探究実践も同じような方向性なのでより考慮に入れる範囲が広く、きめ細やかになっていく感じ)


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