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会社組織で感じる安心感・居場所感の3つのレベルとは?(たたき台)

先日、西田哲学にまつわる記事を書きました。

今回はそこで紹介したロゴスとピュシスの関係から閃いた、会社組織などで「安心感(居場所がある)を感じる」には少なくとも3つのレベルがあるのではないか、と思ったことを図を紹介します。

ロゴスって何?ピュシスって何?というのは先に紹介した記事に任せますが、ざっくり言うと「役割→位置→人生という流れ」という上から順番に形と境界線があやふやになっていっています。

役割というのは、その会社における職種を指します。その職種で成果を出せたことで感じられる安心感があることを言っています。これは言い換えれば、一員となれた、居場所ができたことでもあります。

位置というのは、分かりにくいかもしれませんが、職種を超えた一個人の私が感じていることを持ち出せることで感じられる安心感のことを言っています。

この役割、位置という表現はドラッカーの言葉である、

社会というものは、一人ひとりの人間に対して「位置」と「役割」を与え、重要な社会権力が「正統性」をもたなければ機能しない。』
(P.F.ドラッカー(2008).産業人の未来 ダイヤモンド社 P24から引用)

に感銘を受け、転用させてもらっています。

この「位置」と、次の「人生の流れ」というのは違いが分かりにくいかもしれませんが、上記があくまでその会社組織において個人的に感じていることという範囲や期間が限られている一方で、人生の流れというのは、それらも含んだ人生そのものにおいて今がどういうタイミングなのか、なぜここにいるのか、といった人生全体を共有できることで感じられる安心感、居場所のことを指します。

この3つのレベルをどう評価するかは、価値観によるなぁと思いますし、ちょっと考えても、縦軸のレベルのような分け方が適切なのかも、微妙です。これはあくまで、西田哲学にまつわる内容の一部を図にしてみたことから着想したものなので、これたたき台として友人たちといろいろ対話することで、深めていけそう・それが面白そうと思ったのでした♪


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