平等・不平等・公平について学んでみよう。
はじめに
2月から読み始めている大著『万物の黎明』の中で「不平等の起源」や「平等主義的社会」といったキーワードが出てきます。
今度、書籍におけるそれらをテーマに友人たちと対話するのですが、まだまだインプットが足りず、本を読み込んでいってるところです。
公平と平等について過去に読んだ本を思い出した
その中で以前読んだ本のことを、ふと思い出しました。
それは落合陽一さんが書いた『日本最再興戦略』にある一節でした。引用します。
落合さんの書かれているそれらが『万物の黎明』の中で語られているそれらと同じかどうかは照らし合わせていきたいところですが、例で紹介されているセンター試験の話は、確かに!と思いました。
そして、同時にこの教育格差に無頓着というのは、誰もがそうというわけでは当然なく、前提として一定以上恵まれた環境に育っている人にとってだとも思いました。
友人に在日韓国人の人がいますが、その人には選挙権がありません。また、以前、女性の友人と話している時に子育て後の復帰には大きなハンデがあるといった話や、子育てしながら時短で働くことが許される会社がまだまだ少ないこと(2014年当時)について話をしていました。
こういった状況でない限り、権利について考えさせられる機会がなく、権利の平等や公平性というテーマ自体が意識に上がる機会が少ないのでしょう。
独身者で健常者という私にとっては、そういった格差に直面する機会は多くなく、それゆえにまだまだこのあたりの情報が足りていない・意識が及んでいない、感度がまだまだ鈍いように思います。
ちなみに、私は子どもの頃にいじめが原因で転校に至ったり、学校が変わっても登校拒否をしてしまった時期があるという経験はしてきたので、違った質の格差を実感する機会はあったし、そのことに大きく影響を受けたとは言えそうですが、ここでいう平等・公平と照らし合わせて捉えたことがありません。
また、受け入れる、適応するというのが1つの生存戦略だったとも言えそうなので、何かしらの権利を主張するどころか、そもどもどんな権利を持っているのか?ということに意識が及ばなかったようにも思いますね。
さいごに
そういったこともあり、せっかくの機会ですので、平等・不平等・公平などについての理解を深めたり、自身の経験と照らし合わせることで、手触り感を持てるようになりたいなと思っています。
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