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ソースプリンシプルでは組織を固定化された名詞として扱わない

確かに、組織に生じている違和感を扱う際に、主語を組織のままにしても紐解けない・停滞感を脱せないですよね。

以下、いずれも『すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力』p87より引用しました。

『私たちは、組織こそが創造的な取り組みの中心にあるという考えに固執するあまり、本当の力の源泉である「人間」を脇へ追いやってしまうことがある。

たとえば「取締役会の決定によると・・」だとか「グリーンピースの発表によれば・・」というような言い方をして、責任をぼかしたり薄めたりしてしまう。私たちはそれが合理的だと信じてきたが、こうした言葉の奥にある前提を考えてみるといいかもしれない。組織や役員会というものは、実際には独立した存在として意思決定をしたり、行動したり、自分の意見を語ったりはしない。行動するのは人間だ』

『意見や感情や願望を持っているのも、声を上げるのも、責任を問われるべきなのも人間だ。そのことを忘れてはならない。それを忘れてしまったら、知らぬ間に自分たちのパワーを実体のない幻想に明け渡してしまうことになる』

『組織はそれ自体独立した存在であるという考えから離れてみると、固定化された名詞の「組織(オーガニゼーション)ではなく、「組織化する(オーガナイズ)」と動詞的に考えられるようになる』

『つまり、私たちがどんなふうにコラボレーションをおこなうかの仕組みや一貫性を築く「プロセス」に焦点を当てるのだ』


※おまけ

今回の内容の補足として、日本初のピーター・カーニックの「ソース・プリンシプル&マネーワーク」認定プラクティショナーである吉原史郎さんがOrganizationとOrganizingについて語っている動画のリンクを載せます。


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