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『学習』する生き物

前回 から引き続きの内容。

特定の言葉に対して同じ反応してしまうことってあるよね。

って話なんだけど、

これが全てではないけど、

例を挙げると、

ある言葉で深く傷ついた記憶があれば、

その時の状況を学習し、

この言葉自体、もしくは、この状況が

自分を脅かすと認識し、

それ以降に、防御反応として攻撃的、もしくは逃走反応を示す。

そんな時、最近見かけるのは

昔の体験や状況という過去に遡って行う手法もあるが、

それはあくまで言葉の世界。

身体に起こっている体感とは別世界の話。

脳をコントロールして、抑制系の仕組みを用いて

臭いものに蓋をするだけ。

今現状、起きていることに対して、

自分はどうしたいのか、どう受け取るかを

新たな行動や体感を伴った形で、

肉体を通した『再学習』させることが大切。

もしくは、

身体の反射である血圧や脈拍数の上昇や筋緊張など

身体の反応によってことで

ネガティブな反応、感情という『現象』を惹起している人が

それそれは多くいる。

なので、新しい場が苦手だったり、

何か行動が苦手だったりすることも

以前の『学習』によって、自分を環境から守るために

その状況から逃避する事を無意識下の目的とし、

ネガティブな感情を引き起こしたり、体調を崩したり、

痛みを生んだり、

自分で『症状』を引き起こす人はとても多い。

感情もそうだし、身体の症状自体にも、意味づけはない。

よくカウンセリングで、言葉によって

意味づけることによって症状を治したように見えているのは

A(症状)=B(〇〇だから)という図式が出来上がってることによって

大脳新皮質(抑制系)が喜ぶ形となり、

『整理された』≒解決 として

あくまで、抑制し、抑えているだけである。

現にそれによって押さえ込まれ、時間が経ってから

症状が溢れかえって大きくなってからうちに来る方も多くいた。

言葉の世界はそれはそれで必要な場所がある。

そう考えると

肉体を通してケアをすることの可能性はすごく高い。

身体に刻まれたフラットではない反射や心理的なパターンへの

『再学習』をしていくことで

突然人生の大きな変化がある人も多くいる、

ただここで間違えて欲しくないのは

今の状態が悪く、そこから解放された「先の未来」に

本来フラットで豊かなあなたがいるのではなく、

今までの経験を通して命を守るために必死に生き抜いている

今があるからこそあなたがいて

その今も本来のあなたであり、より輝かせようとする『今』が

さらに輝かせようとする自分がいるということ。

こうして、生命を通して

少しでも豊かな人生の手伝いができて

いろんな方の人生に関われることがすごくありがたいです。




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