見出し画像

2021.12月(10冊ログ)

毎月、読んだ本から「10冊」紹介しています。

#0メートルの旅 #岡田悠 #声めぐり   #斎藤陽道   #フードテック革命 #星空の楽しみ方   #天気の図鑑   #Twitterの世界   #PR   #私にできることのすべて   #一緒にいると楽しい人 、疲れる人 

1.ちょっと旅に出ませんか?


旅をしてる人の話は面白いです。「旅行記念写真」ではなく、「出会いと体験と行動」のエピソード集が最高に爆笑させてくれます。

「旅好き」ってカタイイメージがあったけど全然そんなことなくて。とてもゆるい感じで始まるのに、なんだかんだの大冒険に流れるスタイル。でも、欲望に駆られて定期的に海外に行ってしまう人は、やっぱり生きぬく力が強い。その旅してる臨場感を感じるトーンが心地いい。

旅の中で起こる問題を解決する戦略戦術や、旅への衝動と思いつきを叶える戦略戦術が、事業を作っていく工程と同じ。バイタリティチャージできる本。

試し読みは、著者のnoteへ。


2.食について考えてみませんか?

「Food your wellbeing」という方向で。健康寿命を延ばすためには食生活は欠かせません。今、フードビジネスはどう再定義、進化しようとしているのかを知ることができます。

食生活が「手軽であること」が優先され、肥満体質になる。これに関しては少なくとも女性の社会進出が関わっているということはシンプルに理解しておいた方が良い。

とはいえ、「じゃあ、手作りしろっていうわけ?」みたいな目くじらを立てるのはやめてください。落ち着いてください。「効率的なのに身体に良いもの」がちゃんと生み出されようとしてるから。

それから、「料理をするのは、節約のためだ」という考えは日本国独特ということも知っておこう。アメリカ・イタリアでは「家族とのコミュニケーションのため、知性実現・料理そのものへの関心」なんだって。


3.上を向いて歩いてみよう!

最近、空を見ましたか?誰でも手軽に見れるのに、案外観ていないエンターテイメントです。子どもと一緒に空や星について考えることができる2冊の本達です。

月虹(げっこう)って知ってる?月光でできる虹があるんだって。星座だけじゃなくて、虹の探し方も、実は丸い虹があることも教えてくれる。
たくさんの空からの贈り物を見ることができた。


空を楽しめるようになる方法です。大人になると天気とは、予報を確認して雨が降ることを知れば予定を面倒に感じたり、洗濯物が干せなくて困ったり、暑いとか寒いとかばかり。本当はもっと楽しいことを教えてもらえた。

4.資産をつくるということ

コンテンツや、PR、資産運用の、本を3冊です。すぐに結果は出ないことばかりで、直近は時間だけが吸い取られていきます。だからといってやり始めなかったら何も起きないので始めるときに良い本です。

Instagramは「カワイイ」「キレイ」の感情の共感。
Twitterはコミュニケーションツール。と表現されていた。

企業のTwitterは「文字を読める」情報リテラシーが高い相手に「コミュニケーションのきっかけを仕掛けれるか」がすごく大事。情報を発信できるこの世の中で、SNSこそ、毎日がオーディション。

つまり、人間が本音でやらないと透けて見えることは嫌われる。だからTwitterの「中の人」がどんな人か、に尽きるし、社内で応援されてるかも超大事。


PRの部署をまずはちゃんと機能させる型のマニュアル本と理解。基本的な知識と業務内容がわかる。

ただ、PRはやっぱり「拡散」がゴール。とにかく母数を最大に確保しに行くべしと。そのための企画は、トレンドにいかにアジャストさせて誰かにピックアップしてもらえるか?の100本ノック。さらに圧倒的マーケティング費用の額がモノを言う世界。

販促チームの中に、「PRも同じだよね」とされると、「費用対効果度外視」が認められないから、PR部署確立って企業規模による。


マネーリテラシーに関しては、本を読み続け、色々な考え方があるんだな~を継続するしか。投資の話だから「これが正解」ってもちろんないし。この本は、リスクを最小限にして、ここからはじめておいたらいいのでは・・という案が見える。

今のところ私が言えるのは「まず、失敗しても良い額を決める」ってことから投資マインドの始まり。あとは、経済の動向を読む情報収集を並走することで自分の知識を育てる。つまり、自分の中の事業を作ること。とにかく最初は「テストマーケの予算いくらにする?」から。

5.来年は、どんな自分でいたい?

来年の目標を立てるときに、「自分のマインドセット」を設定するつもりなら、客観的に自分の見られ方を考えることができるおすすめの本です。

ここに書かれている「相手にとって心地良い人」は、自分にとっても「すこやかな状態」だから。相手にとって「一緒にいると疲れる」と思われる人は自分のことを好きになれていない人が多いんじゃないかな。

完全に読んだ感想になるけど、年齢と共に気を付けた方が良いのは「不機嫌にならない(すねない)事」だな。「じゃあこんなのはどうかな?」と提案してくれる人は利害関係者以外ありえない。

私の目標は「小さなことで大騒ぎをしない・動じない人」になりたい。目まぐるしく状況が変わっても、進むしか選択肢はない。冷静に捉えて、行動を決めて実行する。その連続をやり抜いたら何か見えるといいな。

6.20年後、どんな人間でいたい?


今は、「AIに取って代わられないように」と人間が焦っていますが、その先、すでにAIが大量生産され20年経つと、ヒト型AIが世界中で大量に廃棄されることになります。その未来のハナシを読んで、自分は何を思うか体験できる本です。

私は、自分の上司はAIが良いな。同僚なら人間が良い。そう考えると、「この人なら感情を振り回されても良いって思える関係」って少ないね。感情なしに超賢くデータ分析、攻略パターンを導いてくれる方が都合良いAIありがとうポジションはある。

人間とAIが共通しているのは、
「使命」がないと生存できない事。
人間とAIが違うところは、
「自分で人生を終わりにする」ことができるかどうか。

だと思った。

7.素晴らしい写真論を。

写真家・齋藤陽道さんの著書。
この本を手に取ったきっかけは、私が「写真と文学という世界」を感じた別の写真家さんが「素晴らしい写真論だ」と紹介していたからです。

Instagramを定期更新しようと改めて思うようになってから、写真家さんの格別さを感じるようになった。

著者の齋藤さんは「ぼくの見ている通りに手で話す人が写る」と信じて「写ルンです」を使って写真の道を歩み出す。
「声を写そう」とする試み、日々のコミュニケーションには残酷な瞬間がたくさんある、だけど、「人間同士が通じることの喜び」を感じる気持ちに勇気をもらえた。

印象的なのは、「やっぱり世界はきれいだね」という章。
齋藤さんはある日、手をかかげて空を見上げていた少年を見かける。しかし、太陽の光を遮るように手のひらで顔を覆っている少年の先には太陽しかなかった。
その後ある出来事で落ち込んだ齋藤さんは、この少年と同じ行動をすることでまた歩き出すことができる。
それから10年以上たった頃、自閉症の少年を撮影する機会があり、その行動は「光を気持ちよく目の中に取り込む方法」だと知る。
彼らは、「僕たちの見ている光は、月の光のようにやわらかく優しいものです」と言った。

写真家としての技術を習得した斎藤さんは
どんなに構図の知識を得ても始めの「まっしろな感嘆」に衝かれて撮った1枚には全然かなわない
とも書いてあった。

私にとっての写真は、自分の見ている世界を写すことであり、人の写したものでその人の世界を知ることだと思う。
写真に写っているのは、撮影した人の心が動いたことや、気になったこと。そしてその人にしか見えない世界こそに価値がある。
写真展で「立ち止まって、想像したくなる」みたいな。

私は写真家ではないけど、これからも楽しんで写真を撮っていこうと思います。
そして、Instagramでは、あなたの写真とあなたの言葉、あなたの脳内を来年も楽しみにしています。

今年もありがとうございました。どうぞ引き続きよろしくお願いできると思ってます。

おわり。

読んでくださって、とても嬉しかったです。
どうもありがとうございました。

喜びます、ありがとうございます。