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フェムテック領域はキャッチーで語られてはいけない


今日は、あの大手企業が8月から生理用品「ロリエ」のために打ち出した新たなプロジェクト「kosei-ful」が、SNS上で批判を浴び、結果、プロジェクトが終了した件について私になりに思うことを綴ります。


▼終了した歴史的瞬間・・・


その当時PR動画として上がっていたYouTubeも今は削除されています・・。


▼炎上理由はここにあり

炎上理由を書いた記事は読んでもらえばいいと思うのですが、主にTwitter上の批判が多く寄せられたらしい。


私は正直なところ、このコピー対しての炎上は織り込み済みだと思っていたので、立ち上がって間もなかったのにあっさりと取り下げてしまったという事実に心がとても燃えました!!



▼え?そこに強く意思を持っていた人っていなかったの?


あっさり取り下げられた瞬間にこのプロジェクトの残念さを感じました。そして、え?それを提唱しようとしている企業でもやっぱりこれがまかり通らなかったことだよね、生理への理解をしようとしている会社じゃないってことだよね??

という企業姿勢が露呈している!!と思ってすごく残念な気持ちになった。

結局、企業の財力で商品を作り(その時点で競争優位性がある)、財力でマーケ費を出し、広告代理店に良い感じにプロジェクトを出させているんだな・・という目。


更に思ったのは、


▼え?そこに仲間っていなかったの?


フェムテック領域に関しては本当にシビアな世界だ。メディア発信だとそれはキャッチ―に取られるのはわかりきったこと。

だから先にその領域への信念を語りファンを作り、クラウドファウンディングを立ち上げ、味方と一緒に世に出れば、世に出た後に批判を受けてもそれを一緒に作った仲間や信じて待ってくれる顧客が入ればいくらでも話はできるし、プロジェクトを続けられたと思う。



▼え?そこに仲間っていなかったの?

これからのフェムテック領域に欠かせないのは「企業として本当にその世界が存在している」「一緒に前に進みたい仲間がいること」だと思う。

誰にも話せないことがツライという現状があるフェムテック領域存在する人は、「本当の気持ちを分かってほしい」人であり、つまり、裏切られるのが怖いのだ。

とつぜん表に出されて、広告でパリピ感で語られることは全然違うのに!!という悲鳴である。


女性起業家にこのフェムテック領域の成功モデルをつくってもらいたいと切に願っている。それを通じて苦しんでいる女性が少なくなることを私の信念にしたい。

喜びます、ありがとうございます。