高校生の恋愛話
この話に終わりはないので最後はえ?となるかもしれないです。
出会ったのは高1で同じクラスになったことがきっかけ。
彼の第一印象は、中学生の時に私のことをあまりよく思っていなかったであろう男の子に顔が似ているなー、程度だった。
入学してから、彼に対して特別何かを思うことはなかった。
それでも、何となく考えていることや価値観が一緒だなーと感じることはよくあった。
彼と私の間で特に何か起こることもなく、春も夏も秋も過ぎていった。
その間、彼に対して恋愛感情はなかった。
冬。特に理由があったわけではないが、私は彼のインスタをフォローした。
フォローした日に、彼から連絡が来た。なぜかうれしかった。
何度もどうやって返信すれば良いのか考えて、深夜にやっとの思いで返信した。
彼から返信が返ってきたが、特に話すこともなく、そこで会話終了。
何もないまま1週間ぐらい過ぎていった。
そしてまた、彼のほかのチャットアプリのアカウントを追加した。
インスタの時よりも話すことが増えていった。
学期末テスト前日もずっと話していた。もちろん勉強もしたが…
好きな人の話になって、なんとなく私のことかな。と思った。
女の人は、相手の好意に気づくと意識してしまって、いつの間にか好きになってしまうことがあるらしい。
実際、私もそうだった。好きになってしまった。
ずっと彼のことを考えては、胸がどきどきした。
今まで好きになった人は、ほかにも何人かいたが、こんなにドキドキする人はいなかった。
学期末テストも終わり、冬休みになって二人とも同じ国に行くという偶然があったりした。
冬休みが明けた。久しぶりに会えてうれしかった。
毎日ちょっかいを出された。
うれしかったけど、男の人に慣れていない私は、どんなリアクションをすればいいのかもわからず、微妙な反応ばかり繰り返していた。
そんなことが続いたせいか、次第にお互い気まずい関係になっていった。
それでも私は彼が好きだったし、彼もきっと私を嫌いになったわけではなかった。
学校では気まずくても、チャットでは普通に話せる仲だった。
そんな中、コロナで学校が休校になった。
あまり話さなくなった。週1で話していたのが月1くらいのペースになった。
あー、もう私に興味ないのかな…と思った。
そんな時間が続き、私は高校2年生になった。
6月。学校が再開した。
クラスは離れていたが教室が近かったこともあって、廊下でよく見かけた。
何回も目が合った。でもお互い話すことはない。
私は、不器用だから好き避けして彼が廊下にいるのに気づいても目も合わせない。
学校が始まって2週間たった今、本当に関わりが一つもなくなってしまった。
彼の私に対する関心も次第に薄れていったような感じで、あぁ、こうやって人は関わりがなくなっていくと、心も離れていくんだなぁと思った。
だが、私は彼のことが忘れられない。
学校では話さないのに、なぜか彼のことをずっと考えている。
楽しかったころの思い出が私を彼に執着させているのかもしれない。
執着はよくない。前に進まなければならない。
きっと、彼とは様々なタイミングが合わなかった。
もし、またお互いにタイミングがあうようなことがあれば次こそは友達の関係を超えたいと思う。
今が付き合うタイミングではなかっただけ。
大学も一緒だから、この先いくらでもチャンスはある。
そう思って、今は恋愛ではなく自分磨きを頑張っていきたい。
いつかそのタイミングが来る時まで。