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高齢期リハビリのココロエ41 作業療法の考え方、多職種にひろがれ〜

要介護高齢者さんが施設に入ると、最初は『何かすることないか』ゴソゴソする方もいらっしゃいます。

認知症の方なんかは『何もすること無いなら家に帰ろう』とされます。

そしてどうにもならん環境とわかると『ここはジタバタしてもどうにもならん』と『動くこと』をやめます。

目の輝きは失われ、壁とテレビを見続ける、ベッドで寝る、生活になっていきます。

そんな施設ばかりではないですが、そんな施設は確実にあります。

そんな弱っていく施設入所者さんをどうにかしたい職員もいれば、『おとなしくなっていいやん』と思う職員もいます。

そんな状況を打破すべくチャレンジする職員の背中を押す役職者もいれば、足をひっぱる役職者もいます。

『良い研修を受けたけど人手が足りないから…』とおっしゃる方もおられますが、介護保険サービスは日本全国同じ条件が前提。

前進するしないは結局、企業風土。

そしてきっと役立つのが作業療法。要介護高齢者の健康、幸福につながる生活の再構築支援するのが高齢者作業療法だと考えます。

個別リハ中のピンポイントでの作業、活動のみでアプローチするのではなく、興味関心チェックリストで出るだけの『余暇活動』『したいこと』だけにとどまらず、仕事・家事を含めた『生活全体』でとらえられることが必須。

多職種みなさんがこんなベースをもてる社会にしたいです。

最近、色々な施設をみて感じました✨

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