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無限機能訓練に陥る原因

生活期の作業療法がなかなかうまくいかず


終わりのない機能訓練になってしまう原因のひとつは


【作業・活動ニードが抽出できない】


ことがあげられます。


よくあるニードの聞き方として


「困ったことはないですか?」


「何かしたいことはありますか?」


ですね。


するとご利用者の回答は


「元気になりたい。」


「歩きたい。」


になります。


すると無限機能訓練に陥っていきます。


もしかしましたらニードを聞き出す時点でご利用者の人生を左右しているのかもしれません。


ではどうすればよいか。


わたしは

3つのニードに分けています。


○1つ目


【機能ニード】


「元気になりたい」「歩きたい」などの運動機能に関するニードです。


特徴は「予後予測でニード通りになるかは厳しい場合が多い」


○2つ目


【作業・活動ニード】


生活の中で具体的にどんな作業・活動がしたいか、です。


特徴は「作業・活動ニードを聞き出すことは難しい」


そこで興味関心チェックリストを使ったり、作業療法士であればAdocを使ったりしましが、それでも難しい場合があります。


わたしはOSA-Ⅱなどをもとに問診表を作成しインタビューをしながら抽出しています。


○3つ目


【(在宅)生活課題】


です。


ニードとは異なるかもしれませんが


生活にどうしても必要な動作能力を指します。


これができないとご自身もご家族も大変だ、というものです。


○まとめ

いずれのニードもそれが可能になるかの予後予測が必要です。


それができるのが…作業療法士です。


生活期の作業療法においては


無限機能訓練に陥らないように


【作業・活動ニード】を


しっかりと評価しなければならない


と考えます。


みなさんはどんな風に


作業・活動ニードを評価されてますか?

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