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【転職】自己PRの超・効果的な書き方

突然ですが、いい応募書類とはなんでしょうか?
人事担当者が書類を見た瞬間に、「この応募者にぜひ会ってみたい」と感じる書類です。
そう思ってもらうためには、応募者が働いている姿がパッと目の前の映像として浮かぶような期待感を持ってもらう必要があります。

その期待感を持ってもらうテクニックの1つが、自己PRの書き方だったりします。
今回はちょっとしたコツを掴むだけで、書類選考の突破率が爆上がりする「自己PRの超・効果的な書き方」を紹介します。

さて、書類選考の突破率はご存知でしょうか?
マイナビの調査によると、書類選考での通過率は平均で30%しかありません。

【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?

転職活動を始めたばかりの人からすると、イメージよりもずっと低いんではないでしょうか。
自己PRが下手な人は10社応募しても、1社も書類選考が突破できないということはザラにあるのが書類選考です。

転職活動では書類選考は鬼門で、中でも自己PRが非常に大切です。

どんな良い人材でも、上手に自己PRできないと採用されない

転職活動は、自分自身を商品と見立てた営業活動です。
どんな良い商品でも店頭にポツンと置いているだけでは、消費者の手にとってもらえないでしょう。
「その商品を使うことで、生活がどんな風に豊かになるか?」
「似た商品と比べて、どんな点が優れてるのか?」
優れた点をアピールしないと、商品は売れません。

転職活動も同様です。
他のライバルたちと比べて、あなたの強みをしっかりとアピールしないと書類選考は突破できません。
逆に言うと、自己PRが得意になるだけで、多くのライバルを出し抜くことができる。も事実です。

自己PRのコツを掴めれば能力が多少劣っていても、逆転可能なのが転職活動の面白いところです。
「商品力が大事」とよく言われますが、OEMから取り寄せたパッケージ違いの商品に、売上10倍100倍の差が生まれていたりするのがリアルです。


というわけで、あなたにも転職をハックするための自己PRするためのヒントを授けましょう。
私はこの自己PRのノウハウを使って、転職に成功して本業年収は500万⇨850万円にアップしました。

ブラック企業→超絶ホワイト企業に逆転転職できた。
自己PRテクニックをこの記事でお伝えしたいと思います。

自己PRはたくさん書けば書くほど、内容が薄くなる。

自己PRは書類選考を突破する上で非常に大切だというのは多くの求職者が理解しているところです。
「しっかりとアピールしないと!」とあれやこれやと、経験・スキルをいっぱい書くのは間違いです。
転職サイトの募集要項を見て、自分はアピールできる経験がたくさんある!とにかく沢山記入しておこう!という人が本当に多いです。
自分自身が求人にぴったりの人材だ!と伝えたい気持ちが先行して、自分の仕事を全部を職務経歴書にビッシリと書く人もいます。

応募する側からするとアピールしたいことが沢山あるのはわかります。
ただ、採用する側から見ると「あなたが何ができる人かのか?」「あなたの強みは何か?」というのがぼやけてしまいます。

ではどうすればいいのでしょうか?
回答としては、採用担当者が入社したアナタの姿をしっかりとイメージできるようなアピールをするということ。
これをするためには、「STAR」という手法が有効です。

自己PRの雛形:STARを意識しよう

転職活動をハックする効果的な自己PRをするには、「STAR」という手法が非常に有用です。

STARとは、

  • S=situation(どんな環境で)

  • T=task(どんな任務を持ち)

  • A=action(自分は何を実行して)

  • R=result(どんな結果だったのか)

の頭文字です。
STARのフレームワークを用いた評価方法は、優秀な人材を多数獲得に成功しているGoogleでも採用されている手法です。


Situation(どんな環境で)

その時の状況や背景について簡単に説明をいれます。
誰が、どこで、いつ、どのようにという内容を盛り込みましょう。

例:
どのような組織のなかで、どのようなチーム体制でしたか?
そのなかであなたはどんな役割でしたか?

Task(どんな任務を持ち)

何か具体的な課題や条件を解決しなければいけなかったか?を簡単に説明しましょう。
全てを説明する必要はなく、強調すべきポイントを整理しましょう。

例:
どのような業務目標を掲げていたのですか?
どのようなトラブルだったのですか?
いつまでに解決しなくてはいけなかったのですか?

Action(自分は何を実行して)

成果を出すために取った具体的な行動について説明します。
全てを説明する必要はなく、強調すべきポイントだけで良いです。

例:
その課題をどうやって解決しようとしたのですか?
どのような計画を立てましたか?

Result(どんな結果だったのか)

どのような成果があったか、どのようなことを学んだか、身についたかを説明します。

例:
課題はどれだけ解決できましたか?
どれだけ計画通りに実行できましたか?


これらの情報を自己PRに盛り込むことで、採用する側は「募集してるポジションにぴったり当てはまりそう」と親近感を感じてくれます。
なぜなら、人間の頭は物語(ストーリー)じゃないと、理解しにくいからです。
「法人営業ができる」「データサイエンティストとして8年間働いてきた」という情報をそのままの形で示しても、断片的なものなので、採用担当者の頭の中には残りません。
しかし、ある工夫をすると、採用担当者が受け入れやすく記憶に残るようになります。それが、「ストーリー化」するということです。

ストーリー化により、人の記憶に強く残せ

とある実験を紹介しましょう。
イギリスのE. M. フォースターという小説家は、どういう文が人々に受け入れられやすいかという実験をしました。その中で、人々につぎの2つの文を見せて、どちらの方が理解しやすいかを尋ねました。

(a) 国王が逝去し、そして、王妃が逝去した。
(b) 国王が逝去し、そして悲嘆のため、王妃が逝去した。

多くの人が、(b)の方が受け入れやすいと答えました。
(a)の文は、2人の死を列挙したに過ぎないです。一方、(b)の文は、2人の死の間に「悲嘆のため」という因果関係をつけて、2人の死をつなげています。

つまり、ストーリー化することで、人の記憶に残るようになるのです。

書類選考での自己PRで事実だけを淡々と列挙した情報というのは、なかなか頭に入ってこない上に、記憶に残ることも少ないです。
そのため、募集しているポジションであなたが活躍するイメージが湧かないのでしょう。

採用担当者が、募集しているポジションに対して、あなたがぴったりの人材だ!と思ってもらうためには、あなたが働いている姿を想像するための情報量が必要です。想像力を助けてくれるのが、ストーリー化なんです。

ストーリー化するための方法として、STARが非常に強力です。

  • S=situation(どんな環境で)

  • T=task(どんな任務を持ち)

  • A=action(自分は何を実行して)

  • R=result(どんな結果だったのか)

ここで大切になってくるのが、自分の言葉で書くことです。
当事者しか知らない情報を加えることで、情報に真実性が出るので、自己PRの解像度が一気に上がります。
採用担当者はあなたが目の前で働いてる姿を容易に想像できるでしょう。

逆に注意が必要なのは、強力なストーリーを作ろうとして、事実を捻じ曲げるのは辞めておきましょう。
ストーリー化をし過ぎて、採用担当者に誤解を与えると、後で真相が明らかになったときに、自分の信用を大きく損ないかねないです。書類選考を通過しても、面接で嘘がバレて落ちるでしょう。

まとめ

自己PRの超・効果的な書き方として、「STAR」を紹介しました。
これに当てはめることで、情報をストーリー化できるため、採用担当者はあなたが目の前で働いてる姿をイメージする事ができます。

一方で、情報の羅列では断片的すぎて、採用担当者の記憶にすら残らないでしょう。
そのため、「STAR」をうまく使って、うまく自己PRをしてください。


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