ブラック企業の洗脳から抜け出す3つの方法
こんにちは!7色の経歴を持つコウスケです。今日は僕も体験したブラック企業の辛い日常から抜け出すための方法について解説したいと思います。
某宗教団体と与党との関係の深さが騒がれていますが、その宗教団体の信者はマインドコントロールをされているため、なかなか組織から抜け出せないという特徴があります。
「私をわかってくれるのはここだけ」
「私の居場所はここにしかない」
追い詰めて追い詰めて思考能力を奪うというマインドコントロールの手法です。
これ、ブラック企業でもよくあるパターンなんですよね。
膨大にある作業によって、寝る間も惜しんで働いて上司やクライアントにボロクソに言われて、それでもタスクは増える一方だから、がむしゃらに目の前の作業をこなしていく。完成した!と思ったら上司にまたダメ出しを喰らう。
これ、地獄の賽の河原に似ているなって思うんです。石を積んで積んで高くなった頃に鬼がやってきて壊されて、また石を積んでいく。
ブラック企業なんてのは地獄にいるのと一緒です。でもマインドコントロールされているから辞めることができない。マインドコントロールされている人は自分がそうだとは決して気付きませんし認めません。でも、少しでもつらいなと思ったら次に紹介することを1つでもいいから実践してみてください。必ず未来は開けます。
マインドを整える
さっきからマインドコントロールと何度も繰り返していますが、働きづめで思考することを放棄した状態の人は間違いなくマインドがイカれてます。
上記のような症状はもう黄色信号です。
僕は寝不足すぎて毎日会社のトイレにこもって一日数回気絶していました。眠すぎて、仮眠じゃないんですよ。数分間の気絶です。でも一回気絶すると少し回復するから頭が働くようになり、デスクに戻ります。
気絶するようになったらもはや赤信号ですから、その前に次のことをしてみてください。
●鏡を見る
鏡で自分の顔をじっくり見てみてください。ひどい顔してますよ。青白いしクマはひどいし、目はウツロ。それにうまく笑えない。
これが今の自分なのだと認識すること。意識下におくことが重要です。
こんな自分でいたいですか?
本当の自分とはこんな顔をしているのでしょうか?
こんな自分は好きですか?
鏡の自分に問いかけてみてください。
●ノートを書く
無意識を顕在化する上で大事なのは見える化をすることです。日記とまでいかなくても、書き殴りでもいいので何か1冊ノートを用意してみてください。
などなど思いつくままに自分に質問を投げかけてみてそれをノートに書いていってください。
痴でも文句でも悪口でもいいと思います。僕も当時はものすごく書いていました。暴言でも書き出すと誰かに伝えなくともなぜか多少スッキリします。心の中に留めて置かずに外に出してみる。そのためのノートです。
思うがままに書いて、それを客観的に眺めると冷静になれたりしますし、自分の課題も見えてきます。
僕自身は最初はひどいことばかり書いていましたが、慣れてくるとだんだんと自己分析のような内容に変わっていって、自分自身のことが理解できるようになりました。
なんでもいいからとにかく書くこと。
●自己啓発系の本を読む
「そんな時間があったら寝たい」と言われるかもしれませんが、5分でもいいし1ページでもいいのでやってみてください。自己啓発系といってもノウハウ系よりは引き寄せの法則みたいなスピリチュアル系の方がおすすめです。
なぜなら、1ページでもポジティブな言葉を読んだら気持ちもポジティブになるからです。人は意外と影響されやすいのです。
さらに本は知識として積み上がるものでもあります。数冊読み終える頃にはポジティブマインドが出来上がってブラック企業から脱出するだけのエネルギーが湧き上がっているかもしれません。
フィジカルを癒す
人間体が資本です。頭痛がすると仕事は当然捗りませんし、なんとなく体が重くて不調という時もやっぱりパフォーマンスは落ちます。
ブラック企業で寝る間も惜しんで働いていたら寝不足に陥って当然毎日パフォーマンスは最悪です。最悪の体調でする仕事に効率化なんて言葉は皆無です。できるわけがない。非効率的な働き方をするから定時に終わらなくて残業して睡眠不足になってまた翌日のパフォーマンスも最悪でまた残業。
これがブラック企業名物、地獄のメリーゴーラウンド、または負のスパイラルってやつですね。いつまで経っても抜け出せません。
まずは隙あらば体を癒しましょう。
●睡眠に勝る回復方法はなし
ブラック企業に勤めていたある日、出勤したらデスクに
『4時間半睡眠法』なる本(タイトルはうる覚えです)が置かれていました。上司か誰かの優しさだったのかもしれませんが、優しさ見せる方向性がちがーう!!!
かのナポレオンのように短時間睡眠の人はただ短くても大丈夫というわけではなく、いつでもどこでも寝れるという特技とセットだったようで、1日に複数回睡眠を繰り返したと言われています。
短時間を複数回です。現代の平社員には無理なスタイルですよ。そのため僕は前述したようにトイレにこもって数分の寝落ちを繰り返したのでした。ひどい時には1時間に10分チャージしないと頭が働かなくて、きっと「あいつはどこにいったんだ」と言われていたことでしょう。
睡眠を取らないと思考力は回復しません。ボーッとした頭でいることに慣れてしまうと思考すること自体をしなくなります。エネルギーの無駄使いですから。
しっかり眠ってしっかりと考えましょう。
●お酒に逃げない
現実逃避のためにお酒を飲む。あるあるですね。最近はコロナもあって職場で飲み会に行くという習慣もめっきり減ってしまったでしょうからまだいいのかもしれません。
お酒も睡眠不足同様思考力を低下させる行為です。お酒を飲んでリラックス効果はあるかもしれません。でも、将来について考えたり現状分析するようなことには向いていません。
専門家によると飲酒は睡眠の質を低下させるとも言われています。お酒を飲むくらいなら寝てください。
●ジャンクフードを食べない
忙しいと後回しにしてしまうのが食事と睡眠です。人間の生死に関わる重要項目ですよ?これを後回しにさせるくらいブラック企業というのは恐ろしい集団なのです。
それでも何か口に入れなきゃということで選ばれるのがコンビニ飯です。それもスプーンなどの道具を使って食べるものはNGです。仕事しながらできないですから。ゼリー飲料だとか菓子パンだとかおにぎりなんかが便利ですね。オフィスでも売っているお菓子なんかも楽ですね。そこそこお腹も膨れますし。
夕飯も家に帰って調理する気になんてならないですから、帰り道に遅い時間帯でも開いているラーメン屋でささっとすます程度になります。
我々の体というものは食事によって動いています。ガソリンですよね。車だって不純物の多い燃料を使っていたらそのうちどこか壊れます。体が壊れて入院でもしたら仕事どころじゃありません。
食事の時間はちゃんと確保すること、簡単に食べられるジャンクフードばかりではなく、まともなご飯を食べることが重要です。
5つの呪文を唱える
これはいつでも誰でもできることを紹介します。魔法の言葉です。これを唱えるだけでマインドコントロールから抜け出すことができます。ここで紹介する言葉のキモは自我を持つことになります。「自分」について繰り返し刷り込んでいきましょう。鏡に向かって話しかけるもよし、ノートに書くのもよしです。
●自分は存在しているだけで価値がある
今の僕の仕事は繁忙期と閑散期がまぁまぁありますので、職場に行って特に仕事がないこともあるわけです。しかし、突発的に発生することもあるし何かあった時にすぐ対応できる人がいる、これが重要なのかなと考えています。
ブラック企業にいたときは「給料をもらっているからその分働かなくちゃいけない」という思考でした。しかし、僕は今「僕をいつでも使えるように雇われている」と考えています。給料とは僕が存在する所属していることへの対価です。仕事があればこなしますし成果を出しますが、それ以外は好きにやらせてもらうよというスタイルで取り組んでいます。
自分はそこにいるだけで価値があるのです。
●他人は私のことについて意外と興味がない
「他の人にどう思われるだろうか」というのが当時の僕の価値判断基準でした。自分ではありませんでした。よく思われたい好かれたいという気持ちが根底にあったのだと思います。
ここで質問です。
あなたは隣のデスクの人のことをどう思いますか?
昨日その人が来ていた服についてどう思いますか?
その人がランチでA定食を頼んだことについては?
どうでも良くないですか?
他の人もあなたに対して同様です。
正直そこまで興味がないし、あなたについてそこまで深く考えてはくれません。悪口を言ってくれるくらい自分について考えてくれるなんてなんてありがたいことなのでしょう。貴重な人生の時間を自分のために使ってくれるなんて、くらいに考えましょう。
みんな自分のことを見ている、自分について考えているなんて自意識過剰のナルシストです。大丈夫、みんな意外と興味ないですから。
●それはあなたの課題でしょ
ブラック企業で働いている人の特徴として、人の問題も自分の問題だと勘違いして抱え込むということがあります。
具体的に言いますと、
・出したレポートに不備があって上司が怒っている
→不備があるのはあなたの問題、怒るのは上司の問題
・出した見積もりが高いとクライアントに怒られる
→見積もりが調整できるかどうかは自社の問題、見積もりを高いと判断するのはクライアントの問題
このように課題を分解することができるのですが、上司が怒るのもクライアントが不満なのも全部自分が悪いんだと抱えてはいませんでしょうか?
書類の不備をなくすなど自分でできることは解決するすることができますが、上司の機嫌を良くするなど自分の努力ではどうにもできないことがあります。
それはあなたの問題でしょと一線を引くことで心が楽になります。もちろん、自分の課題は引き取って改善しましょう。
●そういう考え方もありますね
「自分の考え方は正しい」と信じて疑わない人種がいます。その一方で、ブラック企業で働いていて洗脳されてしまっているような人は相手が言っていることが全て正しいと思ってしまいがちです。
社会人にもなると、世の中答えがないことが多いことに気づくはず。ということは相手が主張している内容も正しいとは限らないのです。自分は自分でこうだと考えたプロセスがあり、そちらの方が適当である可能性もあります。
答えが出ないような対話においてはお互いに正当性を主張すると喧嘩になりますし、逆に全て受け入れてしまうと低く見積もられてしまいます。また、自分の意見を否定することにもつながるため、自己肯定感が著しく損なわれます。
そこで、
「そういう考え方もあるんですね」
と言うことで、自分の意見とは違うことは伝えつつ相手の否定もしないで済みます。自分の意見を否定せずにも済むわけです。
この表現は夫婦喧嘩など、結構いろんな場面で使えます。
●人生の主人公は私だ
自分の人生を作っているのは誰でしょうか?少なくとも勤めている会社ではありませんよね。ムカつく上司も嫌味なクライアントだって人生というストーリーにおいては脇役です。そう、自分の人生は自分だけのもの。自分の人生を他の人に託してもどうにもなりません。
いつ寝て、いつ起きるのか
ご飯は何を食べるのか
何をするのが好きなのか
どんな仕事をしたいのか
どんな気持ちで毎日を過ごしたいのか
決めるのは自分です。
この人生の主人公は自分。自分が見える世界が世界の全てで、自分がどう動くかでストーリーは大きく変わる。
ブラック企業で搾取されていないで、自分の物語の主人公として生きたいようになりたいように生きてみませんか?
ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!