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HSP気質の私が相手のエネルギーにやられなくなった秘策

ハイリー・センシティブ・パーソン。HSP。

生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」のことを言いますが、最近はご存じの方も増えてますかね。

HSPかどうかがわかる診断チェックリストもあるようです。

〇HSP診断テスト 
https://hsptest.jp/

前々からそうだろうなと思ってましたが、こちらのチェックリストで私はHSP度「強」と出ました。

そういえば、子どもの頃から相手が何を考えているのか、なんとなくわかってしまうところがあったし、

相手が不機嫌そうにしていると「私、何か悪いことしたかな?」とビクビクしてしまうところがありまして。

そんな私が多くの人と接するインタビュアーの仕事をしているのって、見方によっては致命的でもあります。

なぜかというと、取材する相手というのは各分野の第一線で活躍している人が多く、そういう方は良くも悪くも発するエネルギーが強いからです。

この仕事を始めた駆け出しの頃は、いつも相手の発するエネルギーにやられてしまって、2日ほど寝込んでしまうこともしょっちゅうでした。

これではまったく仕事にならないと思い、日々経験していく中で「相手にやられない方法」を編み出したというわけです。

それでは行きます。まずは初歩的なところから。

1.自分と相手の間に透明のパーテーションを入れるイメージをして話す

コロナ禍においてよく見られるようになった、透明のアクリル板(パーテーション)がありますよね。まさにああいった透明のつい立が、自分と相手の間にあるようなイメージをしました。

それを意識するだけで、境界線が引かれてだいぶ相手のペースに飲み込まれなくなりました。

2.常に下腹部のあたりを意識しながら話す

特に初対面の人と話す時は緊張して、意識が頭のほうに行きがちです。そうすると頭が真っ白になって、あわあわして、自分を見失ってしまうというか……。そういう自分の意識が定まらない状態の時は、たいてい相手のエネルギーに持って行かれます。

なので、頭のほうに上がりがちだった意識を下腹部のあたりまで下ろし、しっかりと地に足が着いた感覚で話すと、自分が堂々としてきます。

併せて腹式呼吸をすると精神的に落ち着くのでおすすめです。

そして3つ目が、自分が編み出した中で最も意識したことです。

3.ちょっとエラそうな座り方をする

なんじゃ、それ!?という感じですよね。

ご説明します。

特にインタビューする相手が大物だったりすると、こちらもたいそう恐縮して、まるで自分が「下の立場」になってしまうかのような感覚に陥ります。

ヘコヘコしていると、どんどん相手が上位に感じられて、仕舞いには脅威ににさえ感じてしまうんですね……。

相手のペースに飲まれて、聴きたいこともろくに聴けずに終わってしまっては仕事になりませんので、わたくし、考えました。

あろうことか、自分が相手よりも「上の立場」だと思えばいいんだと。

インタビューというのは日本語に訳すと、「会見」「対談」「面接」です。

自分が相手の話を聴き、相手をしかと見て、面接している立場なんだと思えば、自然と自分にパワーと主導権が与えられます。

相手と同等でもいいのですが、それだと自分にとってはインパクトがない。

私の場合(駆け出し時代は特に)、ヘコヘコ&卑屈になりがちなので、思いきって相手より上だと脳に錯覚させればいいんだとわかったんです。

どうやって錯覚させたかというと、話す時の姿勢から変えました。

以前は前のめりで何度も大きくうなずいて聴いていましたが、そのヘコヘコ感をやめて、椅子に深く座り、肘の部分に少しもたれかかり、時に足を組んだりして、「ベテランインタビュアーかよ!」と突っ込みたくなるような姿勢に変えたんですね。

失礼のない、ギリギリの範囲で。

そうしたら、あら不思議。話す言葉もゆったり堂々としてきて、相手も私からの質問が聞き取りやすそうなんです。話がやたら弾んで、相手の方から別件のインタビューの指名を何度かもらったこともありました。

何よりうれしいのが、終わった後の疲れがほとんどないこと。私、やられてないぞ、と卒業できた感じがしましたね。

そして、いかに自分が相手よりも「下の立場」に置いていたかを思い知らされました。

いかがでしょうか。

繊細すぎて、相手の顔色を読み過ぎて、場と相手のエネルギーにすぐやられてしまう私の秘策をお届けしました。

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