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「守破離」が基本

2010年代最高の名勝負

2020年、東京で開催されるはずだったオリンピックが、
コロナの影響で保留になってしまい、仕方のないことだとはいえ、
選抜されていた選手の方々の心境を思うと、なんとも言いようがない気持ちになります。

あなたはスポーツ観戦は好きですか?

私は、学生時代ずっとテニスをしてたので、
テニスはよく観ます。

2019年は、プロテニスで大阪なおみ選手が全豪オープン初優勝を飾り、
とても盛り上がりましたね✨

他には、なぜか以前からボクシングも大好きで、よく観てました。
3分間の短い間に一瞬で展開が変わるのは、とても刺激的です。

ストレス発散の1つになってるかも(笑)

ここ最近で、私が最も衝撃を受けたのが、プロボクシング井上尚弥選手のWBSSでの優勝です。

WBSSは、WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)の各ボクシング団体の中での最高の王者を決めようとするものです。

もともと井上選手はWBCスーパーフライ級王者、WBAスーパー級王者、IBFバンダム級王者と3階級を制覇している世界王者だが、WBSSで優勝したことで、バンダム級では実質世界一強い選手になったと言えますね。

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井上選手は何故強いのか

井上選手の真の強さについて専門的なことはわかりませんが、
様々な報道からの情報は共通しています。

それは、類まれなる才能に加えて、
凡人ではまねができないぐらい基礎練習が徹底しているそうです

基本動作ができているということです。

毎日の単調な反復練習を継続できること、これが世界王者になる条件だ」と井上選手の所属ジムの会長も述べてあります。

井上選手がボクシングを始めたきっかけは、現在セコンドを務めてあるお父様の影響らしいです。

お父様は、本業である塗装業をする傍ら、ボクシングに魅せられ、井上選手が幼少の頃ボクシングを始められたそうです。

それを見ていた井上選手も何か感じるところがあり、ボクシングを始めたとか。

お父様が井上選手に最初に課した練習が、大きな鏡の前で、何度も何度も構えとステップを繰り返させる基本練習だったそうです。

お父様自身、塗装の仕事をする中で、師匠から
「1つのことがしっかりできるようになってからでないと、次の段階には進めない」
という教えを受けてこられたそうです。

仕事もボクシングも「基礎が大切」だと実感していました。

そのお父様の指導で基礎を徹底した井上選手は、強豪選手との修羅場の打ち合いになっても無意識に「基礎の型」がでるために大きく崩れることがないのだそうです。

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守破離を頑なに守る先にある飛躍

こうした基本に忠実であることが上達の秘訣だという教えは、
武道や茶道・華道などの道で「守破離」として教えられてます。

「守」は、流派の型や技を忠実に守り、基本を身につける段階。
「破」は、他の流派などから良いものを取り入れ、発展させる段階。
「離」は、それらから離れ、自分独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

井上選手は、この「守」を徹底したために、「離」がずば抜けたのです。

私たちの仕事や、スキルアップにおいても全く同じことが言えると思います。

基本を徹底的に学ぶことが、良い仕事につながります。

「守」の時期には、成果をだしている先輩や、メンターの仕事振りを真似したり、教材・講義などで本質を学びます。

こうして基本型を身につけた人だけが、次の「破」で仕事の成果に多様性が出てくるのです。

そして「離」の時期には 楽しさが分かり、一気に飛躍することができるのでしょう。

基本を身につけていないのに自己流で色々やっても、成果はなかなかでないと思います。

では、基礎を飛ばしてきてしまった人はどうしたらいいのでしょうか。

そこは「基本に立ち返る」という言葉があるように、
基本の大切さに気が付いたなら、行き詰まったら基本に立ち返ることで道は開けると思います。

「守破離」を胸に再起動して、夢を掴みにいきましょう✊

 

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