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全員いなくなった時に、自分にとって宝が残るか。

もう20記事以上の下書きがたまっています。
言葉にするってなんて怖いんだろう。
全部セリフだったらラクなのに。

とあるインフルエンサーの話

先日とても興味深い話を聞いた。

とあるインフルエンサーの
コンテンツに対する考え方と
ファンについての考え方。

あぁ、ネットの活動は
ネットのプロに聞くべきだったな、
そんな当たり前の事に今更気づく。

彼らは活動の最初から
ほぼ全てをインターネット上で行い
そこでの人間関係、コンテンツ配信の達人。

私のように時代に流され
無計画にネットを活用しはじめた人間よりも
遥かに割り切り方や捉え方をわかってる。

・・・そうか、なるほど。

私がずっと苦しかったのは
人の声を受け取りすぎて
自分を抑えつけ続けているからなんだ。

気軽になったから、より自分の声を聞かなきゃいけない

15年前、20年前のことは
もう私もほとんど忘れかけているけど・・・
ネットが普及する前は入ってくる情報量が圧倒的に少なくて
自分の気持ちのウエイトが今より重かったよね。

届いてくる声は直接会って話すか電話か
ファンとの交流は手紙やイベントなどの限られた機会だった。

受け取る時も今のように無料で手軽に、ではなく
買いに行く、見に行く、のような手間やコストがかかるので
その分、感じる思いが違った。

今は手軽だから、接触の機会も届く声も増えるし軽い。


私の性質の話

ちなみに日常生活での私は
我が道をゆくという感じで
周りもそれを尊重してくれている。
敏感でナーバスな自分を理解しているから
雑音に心を揺さぶられないよう
付き合いもインプットも
今必要かどうか見極めながら
すごく限定している。

でもネット上ではそうもいかない。

もちろん私は絶対にエゴサーチなどしない。
ちがう、できない。
SNSすら一切見れない。
人の言葉や画像に心が乱されてしまう。
私はキャッチしやすい。

エゴサーチする同業の友達を見ては、
なんて強心臓なんだ!と思っていた。
彼女たちの仕事上の振る舞いを(リアルでも)
ビジネスライク、したたか、商売人、冷たい、
と感じることすらもあった。

だから理恵はダメなんだよ、
と言われることもたくさん。
(おっしゃる通りです笑)


私は
多くの人があらゆる角度から物事を見て
様々な立場の気持ちを想像するきっかけを
少しでも多く届けたい、
そんな思いで表現活動を続けている。
(たぶんそれは子供の頃、
自分の家族への決めつけが
とても嫌だったからだと思う。)

そして俳優という仕事は、
自分と似たような人のことも
真逆の考え方を自分が代表することもあって
理解しようとたくさんたくさん考える。

だから楽しいし、人生の宝にもなるし、
日常でも訓練のために私は心がけている。
(プロだけじゃなく、
みんな遊びでやったら?と本気で思う)



まぁそんな思いでやってるわけだけど・・・
全ての人を尊重し、
何も理解しないまま跳ね返すことはしたくない、
なんてことをネット上でもやっていると
自分がぐちゃぐちゃになる。
そして結果私は今、
加藤理恵としての活動を終わらせて、
一度全部清算したいとすら思っている。


気軽に近寄り離れる関係


最初のインフルエンサーの話に戻るけど・・・

インターネット上の活動では
自分のやりたいこと、プラスになること、
利益になること、資産になること、
それを第一に考えないと
あまりにも入ってくる雑音に
目的を見失う、と言っていた。

みんな簡単に近づいては、離れる。
(これリアルでもそうだけど、
リアルだとうまく捌けるのは経験値の問題か?
オンライン人間関係初心者なんだな、私w)

自分だって何かにハマっては
突然ブームが終わったりするでしょ?と。

・・・そうね。

日常出会うことのない人たちが
現実ではありえない距離感で
実に気軽に言葉や欲をぶつけるけど
ある日突然いなくなるよ、
その人のためにあなたは自分を殺しますか?と。
(もちろん全員じゃないのはわかってる)

それに合わせ続けていたら
自分のやりたい事だけではなく、
資源も失っていく。


そうか。
全員がいなくなった時に、
自分で自分に素敵な宝物が残せたな
と思えること以外、する必要がない。


私にとって、
大事に大事にしてきたものも
少しでも役にたてるなら・・・と思っていたけど
それが私の大事なものだと察知する人はほとんどいないし
だからといって自分のプラスに変えるにはまだ時代が早い。
(私の匿名活動は、なぜかそれがうまくいってるんだけど笑)

だから私が私に宝物を作ってるよ、
と思えることだけを見つめていく。
この言葉たちはもしかしたらそうかもね。

たぶんそれを必要とする人は
今までいた場所にはほとんどいない、それでいい。



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