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身体に頼って生き、その上で考えよう。

入院していた時、作業療法のプログラムで、ストレッチを教えてくれたので、続けてゆこう、と思って、退院してから、本屋で以下のストレッチの本を買った。

精神科医によれば、身体を伸ばしたりすることは、自分の身体を意識することであり、「これが自分!」とわかることである。自分とは、

「二十世紀後半にもなったとき、哲学者の間でも、身体も私のうちとばかり、身体を評価する人々が出てきました。そうなると、身体をつつむものとしての衣服もまた「私」です。今までのように、精神だけが「私」だと知らん顔をしていられないのです。」とのことである。 

ファッションには疎い私だが、映画「プラダを着た悪魔」にも、二十世紀後半のフランスの哲学者、ミシェル・フーコーを思わせる、スキンヘッドに眼鏡のファッション誌編集者が出てきたな。ちなみに、フーコーは、大学のゼミで読んでいた。大学時代の映画サークルの友人が、彼女さんと観に行った、と言っていた。映画は、2006年公開だから、むっちゃ昔じゃん!

ちなみに、ぼくは、映画サークルに入ったくらいだから、映画が好きで、大伯父であった、神代辰巳とゆう映画監督に感化された。神代との名コンビであった、ショーケンさんも好きで、TAKEO KIKUCHIで服を買っている。ショーケンと水谷豊さんが組んだ伝説のテレビドラマ、「傷だらけの天使」も衣装デザイナーが菊池武夫さんで、店員さんによれば、ショーケンと「公私ともに付き合いのあった」とのことである。神代×ショーケンコンビの映画では、「もどり川」が好きだ。

自分を取り戻すためには、自分の身体が大切である。前述したとおり、ファッションも「自分」である。元・東大教授の安冨歩の詩によれば、

「大脳に頼るのはやめよう。

身体に頼って生き、その上で考えよう。

私は、私として生きよう。

生きながら、もがき続けよう。」

とのことである。

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