感受性と共に
「あんたは感受性が強すぎるからなぁ...」
昔、人の言葉の行間を勝手に読んで、勝手に傷ついて泣いている私を見て、困った顔をした母の口から出た言葉。
その振り回されてきた感受性に
今助けられて生きている。
人が隠そうとしている気持ちまで見えてしまう感受性は今でも時折厄介だけれど、
人が隠そうとするのは、何も意地悪な気持ちだけではない。
私を元気づけるのに、気づかわせないように意図を隠して少しふざけて見せてくれる人
自分の考えを押し付けることなく、そっと正しい道に導いてくれる人
少し面倒くさいのに優しく私の相手をしてくれる人
そんな人の温かい心も読めてしまうから、感謝の気持ちでいっぱいになる
強すぎる感受性と仲良くなったら
いいこともあるんだなぁ
※急に語り出すシリーズ 第56話
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