最終日
3日目は帰るだけの日
朝の苦手な娘たちをとにかく起こす。まだ達成していないものがある。それは海鮮。
ホテルの朝食はバイキング方式で朝から新鮮な海鮮が食べられるとのこと。でもね、おひとり様2800円。
朝ごはんで。でももうここでしか食べる場所が無い。
よし。ここで存分に食べて帰ろう!
朝食を食べたらすぐにホテルを出ないと飛行機に間に合わない。とりあえず順番に朝のシャワーを浴びて着替える。荷物も後は最低限のものだけ詰めてすぐ出られるように。帰るだけだから、と3人とも化粧すらやめてすっぴんで良いことにした。
いざ朝食会場へ
おはようございます。いらっしゃいませ。
と丁寧に迎えられレストランに入ると、とても朝食じゃもったいないような豪華な食事が並んでいた。
娘たちは朝から揚げ物も器に乗せていたけれど、私にはとても無理。
それでも頑張って詰め込む。
まだラーメンとかスープカレーとかパンとかデザートとか盛りだくさんだったけど泣く泣くリタイア。
とはいえ、大変贅沢な朝食でございました。
お腹いっぱいになったらついごろんとしたいところだけれど、部屋に戻って荷物をさっさとまとめて出発予定時刻ぎりぎりにチェックアウト。
なんでいつもぎりぎりなんだろうなと思うけれどこれはもう仕方がないことなのか。
朝の街中を歩く。平日なので仕事に向かう人たちも多い。通りのゴミ置き場を狙っているのか人馴れしているのかカラスがやけに低くて近い所を飛ぶので怖かった。お店のおじさんがゴミ袋を持って出てくるとより一層カラスは嬉しそうにおじさんの周りを飛んでいた。懐いてるのかな。
とりあえず空港に着かないことには不安。
飛行機に乗れないなんてことがあったら絶望する。でも娘たちと行動しているとあながちあり得ないことでは無いのが怖い。
平日の朝の札幌駅はすごい人だった。
連休明けのせいなのか日常の人と旅の人たちでいっぱい。到着した快速ライナーに乗り込むけれど既に人だらけ。ドア付近でスーツケースと一緒に小さくなって立っているしかない。駅が進むに連れて乗車してくる人も増える。修学旅行に行くのか、私たちより更に大きなスーツケースを持った女子高校生が何人も乗ってきた。
電車に揺られる。こんなにたくさんの人が一緒にいる。人生の中でこの場所、この時間を共にしているけれど私とこの人たちが会うことはもう二度とない。立ちながらうとうとして手に持っていたスマホを落とす男の子。すっぴん風だけどマスカラとプランパーはちゃんとしていてキュートな女の子。大きなぬいぐるみのキーホルダーをいくつもつけた女子高生。白髪をきれいに撫で付けジャケット胸に赤い羽根をさし、スーツケースを持ち隣の奥さんと何か話しているおじいさん。みんなそれぞれの毎日があるんだなと思う。
電車は終点の新千歳空港に着いた。
空港を楽しむと良いよ、と言われていたけれど荷物を預けたりなんだかんだで結局そんな余裕も無く搭乗エリアに向かう。行きの飛行機で懲りた娘②は付属品は全て外し赤ランプを点灯させることなく完璧な保安検査だった。ただ、荷物チェックのおにいさんが通り抜けるでかい痛バ2つを凝視していたのが辛かった。
搭乗のアナウンスが流れ飛行機に乗り込む。
3日間あっという間だったな。ずっと楽しかった。
ばたばたと決まった旅行で不安もあったけど、思い切って来て良かった。全然旅慣れていない私だけど、自分なりに存分に楽しんだ。
会いたかった友達に会えて丸一日一緒に過ごしてもらって、ずっと行きたかったカフェにも行けた。
巣立つ前の娘たちとも良い思い出ができた。
最高じゃない!
帰りも飛行機の窓際は娘②
私も窓際座りたかった!
みんな本当にありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?