妄想が得意な人は英語力が伸びる
みなさんは、日々妄想していますか?
「妄想」というと 変なイメージがあるかもしれませんが、 ここで言う「妄想」は 誰かとの会話を想像して頭の中でそれぞれのセリフを再現すること。
わたしは知らない間にこれを 英語で行う癖がついていました。
例えば、友達と会う予定がある時は、 こんな感じで妄想します。
また、ここまでガッツリ台詞を考えなくても
「こんなこと聞いてみようかな?」
「こう聞かれたら、こう答えようかな?」
とあらかじめ内容を想像して 自分が言うことを考えています。
そして言い方が分からない表現があれば 調べることも。
この頭の中でシミュレーションのように 文章を組み立てる作業は第二言語習得論で「リハーサル」と呼ばれ、 アウトプットの練習になります。
実際に声に出して言う時と 脳内では似た活動が行われていると明らかにされているんです。(*1)
しかも実際の会話と違って何度でもやり直せるので
気づいた文法ミスを修正できる
いつもつい使ってしまうフレーズではなく新しい言い方を試せる
(調べることで)新しい単語や表現を知る機会になる
といったメリットも!
この練習の目的はあくまでも 文章を組み立てる練習をすること!
なので、作った妄想会話を丸暗記するのに注力するのはおすすめしません。
それよりは、この練習を繰り返すことで どんな会話の展開になっても対応できる文章を組み立てる力を鍛えていきましょう!
参考:(*1)『英語学習のメカニズム 第二言語習得研究に基づく効果的な勉強法』(廣森友人 著)