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経営危機&コロナ禍で新卒入社したら、自分自身が変わった話

こんにちは。2020年、株式会社LiBに新卒で入社した安藤界(あんどうかい)と申します。

現在は「LIBZエキスパート」という「リモートワーク×業務委託」事業の個人集客をメインミッションに、さまざまなプロジェクトにチャレンジさせてもらっています。「裁量権が大きく、早期にたくさんの経験が積める」という、まさに就活生がベンチャーを志望する理由そのまんまの環境で働いています。

代表・松本の記事にもあったように、先日リブランディングを発表したLiBは今でこそ社内の雰囲気も明るいですが、私が入社した2020年は経営再建の真っ只中&コロナ禍も受けたサービス再編のタイミングでもあり、会社の状態が決していいものでないことは新卒ながらに感じていました。

そこで本記事では経営再建&コロナ禍のなかで、新卒で入り尖がったモンスターで何もできなかった自分の成長記と過酷な状況でも辞めなかった理由をお話できればと思います。

何を思ってLiBを選んだのか

私がLiBに入社した理由を一言で言えば「生きるをもっとポジティブに」というビジョンに圧倒的に共感したからです。本当にそれ以上でも以下でもないのですが、せっかく働くなら自分にも人にも未来にも誇れることに時間を使いたい。そして「生きるをもっとポジティブに」というLiBの目指す世界観は、自分の原体験に照らして考えるととても意義に溢れたものだなと考え、入社を決めました。

ビジョンに対する本気度がすごい、とは就活生ながらに感じていました。受験過程で面談した社員の方々や最終選考だった社長面接を通して、ビジョンについて語らない社員はいなかったと思います。

さらに、社員の方々の優秀さも飛び抜けてるなと思い、そのことが成長環境として申し分ないと思えたことも、「このビジョンにどれだけ共感できるか」という一点に思考を集中できたことにつながりました。

まとめると、「成長環境として十分すぎる。その上で、このビジョンを叶えていきたい。」そう思ったことがLiBへの入社理由になります。

経営再建&コロナ禍でのキャリアスタート

そんな思いを胸に迎えた2020年4月ですが、期せずして松本のnoteにある通り経営再建とコロナ禍が重なる苦しいタイミングでの入社となりました。コロナは、当時のLiBにとっては脅威そのものだったと思います。それが経営再建に重なったわけですから、当然社内には気まずい空気が流れ、毎月何人もの人がやめていく、発表される経営方針へのアンケートにボードメンバーへの不信感を吐露するメッセージが書かれる、といった状態が何ヶ月も続きました。

私はといえば、当時社会に出たばかりで「その状況をなんとかするのは自分である」といった当事者意識はかけらもなく、雰囲気に流されるままに「選択を間違えてしまったのかもしれない……」といったネガティブ思考にハマっていきました。

プロ意識も当事者意識も心構えも甘かった当時の自分は、今でも社内でいじられるくらいにパフォーマンスの低かった数ヶ月を過ごすことになるのですが、パフォーマンスが低いのは自分の責任ではない、会社と入社タイミングのせいである、という悪い意味での開き直りをしていました。カオス状態にスタンス甘々な小僧が入るとただの厄介なモンスターが誕生する、という事例を作ってしまったと思います。

LIBZエキスパートへ配属してから

そんな色々と詰み要素満載の状況ですが、LiBのミッションに直結し、経営再建に大きく貢献した「LIBZエキスパート」への正式配属が私にとっての大きなきっかけになりました。

LIBZエキスパートは2020年の7月に立ち上がったサービスなので、僕が配属された2020年の10月はまだサービスを開始して3ヶ月目の事業も業務も開発真っ只中の状況でした。そこに(厄介な)新人の人材開発まで業務に加わったわけですから、人材に挑戦権を与えるリスクを取る、という意味ではLiBの寛容さは異常だと思います。

とはいえ当時はただの厄介者だった自分なので、何もかもについていけず、かつ(上長である佐藤の育成方針として)具体的な指示は何もされず、座っているだけの数ヶ月をそこから過ごすことになります。

会社の状況はカオス、自分は何もできないことを否が応でも突きつけられる、そんな状態でした。ただそんな状況から逃げ出さずにすんだのは、間違いなくLiBとLIBZエキスパートの皆さんのおかげだったと思います。

まず、僕は諦められたことがありません。当時の自分は本当に酷いものだったのですが、そんな中でも諦めずに何かを伝えようと努力してくださる。立場が逆なら絶対にそんなことはできないし、しようとも思いません。無視してできるかぎり関わらずに事業を推進した方がどう考えても合理的だからです。

その上で(小っ恥ずかしいです)僕はとても愛情を注いでいただいたと思います。ここでもその理由は謎で、どう考えてもイラつくことの方が多かったはずです。むしろいじめられた方が自然だったのではないかと冗談抜きで思う中で、手間をかけて一人間として応援しているというメッセージをかけ続けていただきました。

会社の状況以前に、何か貢献できないならこの人たちに対して顔向けができないと思わざるを得ないような環境でした。

そこから心を入れ替え、できるところから貢献しようと努力し、今では少しは恥じない自分になれたのかなと思いますが、ここで伝えたいのはLiBとはそういう会社であるということです。つまり経営再建の真っ只中で、かつコロナ禍も相まったカオス極まりない状況の中でも人に期待し続けてくれる会社だということです。かつただの人材ではなく、色々と拗らせた新卒に、です。

そんな寛容すぎた環境のおかげで、「経営再建だろうがコロナだろうが、こんな人たちに囲まれて何も成せないようなら土台そこまでの人間だよな」と思うことができました。

最終面接で、「僕の強みは人との巡り合わせに恵まれる運です。」と答えたら、松本から「そう言われても逆に困るよ(笑)」と言われましたが、まさに人との巡り合わせのおかげで今の僕があり、多少なりとも事業と会社に貢献できる結果となりました。

仕事の品質の99%は目的の設定で決まる

せっかくなので、起死回生に直結した佐藤からのアドバイスも共有できればと思います。

今でも思い出したくない低迷期の頃やってはいけない顧客対応のミスを犯してしまったことがありました。幸い大事には至らなかったのですが、それをきっかけにただでさえほぼ座っているだけだった自分に対して「これ以上仕事は任せられない」という判断をさせてしまいました。

その時に佐藤からかけていただいた言葉が下記です。

「自分のためよりも事業部のため。事業部のためよりも会社のため。会社のためよりも社会のため。果ては地球のために行動できる人を器の広い人というんだよ。お前は自分のキャリアに対しての当事者意識が人一倍強いのはわかる。でも自分のためにしか働けないようじゃ何者にもなれはしない。」

この言葉を僕なりに解釈したのが「いい仕事ができるかどうかの99%は目的の設定で決まる」です。

当時の自分はそれこそ自分のためにしか働けていませんでした。(もはやそれを働いているとは呼びませんが。)つまり、自分を喜ばせることを目的にしていたのです。あまりの先輩方の寛容さと、それに対する申し訳なさから、徐々にせめて事業部のために頑張ろうと思うようになり、少しずつ価値提供=本当の意味での仕事ができるようになっていきました。ここでの仕事の目的は、事業部のメンバーに貢献することです。

そこから事業の集客責任をまるまる任せていただけるようになり、今ではメインミッションと並行してたくさんのプロジェクトにチャレンジさせていただくことができています。今の仕事の目的は「LIBZエキスパートという新しい仕事のカタチを、一人でも多くの候補者様にお届けすること。」そして「LIBZエキスパートに限らず、生きるをもっとポジティブにすること。」です。(ちなみに私が集客責任を任せていただいてから今に至るまで、Q単位でのギネス更新中です。これからはユニットエコノミクスも改善していきたい。)

目的を広く持つ=器の大きな人になることができれば、それだけ広範囲にわたって責任意識を強く持つことができます。そして広範囲にわたって責任意識を持てるからこそ、いい仕事ができるのだと思います。自分のキャリアのことだけを考えている人と、本気で社会貢献しようと思っている人がいたら、どう考えてもいい仕事ができるのは後者です。

この言葉はもはやビジネスマンとしての私にとっての信念であり、経験を積むほど確信を深めています。

余談ですが、そんなアドバイスをくれた佐藤は最近誕生日だったのですが、Facebookでお祝いのメッセージを送ったところこんな返答をいただきました。

事業部長から、「こいつに任せておけば自分は安心してラクができるかもしれない。」と思って頂けるのは何よりもご褒美ではないでしょうか。

事業部長の片腕になれた自負はありますが、片腕にとどまらず次は「いつの間にか事業ごと成長していたぞ」と思っていただけるように頑張っていく所存です。

最後に

最後に、ここまでで人のよさは十二分に伝わったと思いますが、入社して感じ取らざるを得なかったこととして「ビジョンへの向き合い方」についてもお伝えできればと思います。

LiBの掲げる「生きるをもっとポジティブに」というビジョン、「新しい仕事のカタチを作る」というミッションは謳い文句ではありません。LiBの存在理由であり明確な目標です。正直LiBの経営陣は、ビジョンにさえ拘らなければいくらでも稼げそうな方々ばかりです。それでもビジョンにこだわる姿にはもはや執念さえ感じます。(笑)

でもだからこそビジョンに共感した人材が残り続けるのだと思いますし、そんなビジョンに惹かれて集まってきた人材だからこそ人に期待し続けることができるのだと思います。

今では経営再建を果たし、社内の雰囲気も明確に明るくなりましたが、思い返せばカオスの極まった環境に飛び込むことでいろんな幸運を手にすることができたと思います。最初から会社が伸びている環境に飛び込む場合と比べたとしても、今の選択の方が得したことは明確に多いと思いますし、これから先新卒が入社してくるとしたら、そんなカオスを経験できなかったことを勿体無いように思うかもしれません。

結論として、カオスの極まった状態に新卒で入社したことを僕は大正解だったと認識しています。そしてそれを正解と言えるくらい育ててくれた方々、特に洋さん(LIBZエキスパートの組織長である佐藤)には感謝してもしきれません。本当はもっとたくさんの方に個人名で感謝を伝えたいのですが、それは別の機会に譲らせてください。

本記事では運営サービスであるLIBZエキスパートにはあまり触れませんでしたが、個人様、企業様双方に胸を張っておすすめできるサービスです。詳しくは佐藤の記事をご覧いただければと思うのですが、おすすめの点を簡単にお伝えします。

≪LIBZ エキスパート≫のサービスは、既存サービスではなかなか叶えられなかった、

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https://career.prismy.jp/diagnoses/1000469/questions?page=1

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。