睡眠負債ってなんだ?
私たちは、日々、
「何をするのか」
あるいは、
「何をしないのか」
ということを、決めることができます。
人生をより良くするために、
「何かをしない」
あるいは、
「何かをやめる」
ということも必要になります。
「本当は時間も空間も存在しない」
と思ってみたところで、24時間で1日が経過し、365日で1年が経過し、そうこうしているうちに、寿命が尽きます。
前向きな人は、悪い習慣や非生産的なこと、明らかにムダなことに費やす時間は、なるべく排除して、より建設的なことに時間を使いたいと思うはずです。
しかし、
「できれば減らしたいけど減らせない」
あるいは、
「減らさないほうがいいこと」
の代表として、「睡眠」があげられます。
あなたは、夜、ベッドに横になってから、どれくらいで眠りに落ちるでしょうか?
年齢を重ねるにつれて、
「横になっても、なかなか寝付けない」
という悩みを抱える人がたくさんいるようです。
あなたは、どうですか?
私はというと、早ければ1分以内、もっと言うと数秒で眠りに落ちることが多いと思います。
横になって、気がつけば、もう朝です。
「寝付きがいい」、「寝付きが悪い」という言葉どおり、なんとなく「寝付きがいい」のは良いことで、「寝付きが悪い」のは、なんらかの問題があると思いがちです。
私も、これまでそんな風に思って生きてきました。
しかし、人は、横になってから眠りに落ちるまでに、15分前後かかるのが、一般的なのだそうです。
それ以上、眠れないということは、そもそも、まだ寝る時間ではないと言えます。
まったく眠くない子供を、
「さぁ、お昼寝しましょうね!」
と、無理やり横にさせたところで、眠くない子供は眠りません。
昼寝だけでなく、夜も、仕事や家事や育児で、くたくたに疲れている親の方が先に寝てしまい、子供は眠らずに起きている、なんて言うこともよくあることです。
私のように、横になってすぐ眠れる、いわゆる「寝付きがいい」人は、単純に睡眠が足りていないだけなのだそうです。
そして、それは、当然、好ましい状態ではないようです。
どのような人生を生きるにせよ、「睡眠」については、毎日のスケジュールから排除するわけにはいきません。
睡らない、あるいは、睡眠時間を減らせば、1日にできることがもっと増えると思ってしまいがちますが、ショートスリーパーの遺伝子を持っている一部の人を除いて、一般的な人は、それなりの時間、眠る必要があります。
私たちは、たいてい「起きている時間」を、より良くしようと努力しますが、いうまでもなく、「睡眠」は重要です。
最近では、睡眠に関して、たくさんの本が出ています。
じつは、『スタンフォード式 最高の睡眠』は、私の本棚で眠っていますが、なかなか読むに至っていません。
そのうち、オーディオブックで聴いてみようと思います。
しかし、別の本が気になったので、先に読んでみることにしました。
世間には、睡眠時間を削って勉強したり、何かに挑戦することは、「いいこと」という風潮がありませんか?
しかし、それは、必ずしも正しいことではなさそうです。
また、年齢によっても、「睡眠」に対する考え方は、変えていかなければいけないようです。
私は、最近、「睡眠負債」という言葉が、すっと気になっていました。
睡眠負債は、William C. Dement 教授により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態である。
わずかな睡眠不足が積み重なり「債務超過」の状態に陥ると、生活や仕事の質が低下するだけでなく、うつ病、がん、認知症などの疾病に繋がるおそれがあるとされる。
出典:Wikipedia
日本は、睡眠負債大国と呼ばれているそうです。
ということで、本棚で眠っている本よりも先に、こちらの本を読んでみることにしました。
もちろん、これ以上「睡眠負債」を増やさないために、睡眠時間を削って読まないようにしようと思います(笑)
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