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確トラの「来未」独り言

それでも明日に胸は震える「どんなことが起こるんだろう?」想像してみよう の巻

1.もしトラは確(定)トラになった

初めに断っておくが、私はトランプ支持派でもないしアンチトランプでもない
しかし、トランプ氏が日本の同盟国であるアメリカの大統領となることが確定的なら、それにどう現実的に対応するのかを冷静に考えるべきだし、それを踏まえて自分の投資ストーリーをどう考えるかに興味があるだけ

よって、ここでトランプ氏の大統領の資質であったり、あるべき論について議論する気はない

単なる独り言だ

彼は典型的な「マキャベリスト」であって、常人の常識では理解できない思考経路の持ち主だということをまずは理解する必要がある

彼がよくいう「America First」は彼の本音じゃないと思っている
マキャベリストの彼はあくまで「自分 First」なんだと思う
America Firstを叫ぶことで、ナショナリズムを高揚し、移民を排斥し関税を上げることで国内の雇用を上げ、彼の岩盤支持層である中西部の労働組合層の支持を得られることや、保守系キリスト教派や白人至上主義者の支持を得られることを知っているから唱えているだけである
つまり自分の支持を得るため、あるいは自己顕示欲を満たすためにいってるだけなので言うことやることはいつもブレるし論理的矛盾だらけだ
でもそんなの関係ね~ というのがマキャベリスト

さらにいうなら、西海岸やエスタブリッシュが支持するオバマやバイデンが志向する民主党グローバル思想に対抗することが彼の寄って立つところで、前任者の行ったことを徹底的に否定するのが彼の戦略だ

米国は資源を自前で大部分を調達できるし
需要で経済をまわしている国である
さらに、金融資産も集中し米ドルは最も強い通貨である
よって、グローバルの経済視点からすると常に「買い手市場の買い手」の論理に立てる国なのである
だから、どこの国に対しても喧嘩が売れるし
より内向きの姿勢にしたってなんら問題ないのだ

1.マクロ経済がどうなるか

米国内は減税施策を打つだろう
金利低下を加速させるだろう
関税を高めるだろう
円安を容認しないだろう
グリーントランスフォーメンションは交代するだろう

この結果が及ぼす効果は
さらなる世界的インフレの再燃と対立構造の激化
ブロック経済の復活
強いものが牛耳る世界
弱いものがデフォルトしていく世界
そして、米国のみの金融資産の高騰だ

2.地政学的リスクはどうなるか

プーチンと対話したがるだろうが休戦協議は失敗するだろう
(マキャベリストとマキャベリストは相いれない)
その結果、NATOへの関与を下げようとするだろう
(EUの左傾化とは相いれない)
対中国の関税を上げて排除するするだろう
(敵は徹底的に叩く)
その結果中国経済の崩壊を促進するだろう
台湾有事があったとしても米国の関与は限定的だろう
(敵は叩くけど自分のメリットの無いことには興味がない)
イスラエルのガザ侵攻を支持するだろう
(ユダヤ財団とは切れない)
イランとの対立が激化するだろう
(油価があがっても米国は困らない)

3.日本に対しては

円高を要請するだろう
利上げを求めるだろう
防衛費の増額を求めるだろう
台湾有事へのコミットを確約させるだろう
中国や香港に変わるアジアのハブとして日本を重視するだろう

ビジネス上では、日本は資源がないという点では「売り手市場の買い手」であるし、ソフト産業や観光産業、精密機器などの高付加価値機械類においてはオンリーワンの資源が(まだ)日本にあるので「売り手市場の売り手」の立場にもたてる

また、地政学的にもアジアのリスクの中で、日本はアジアの民主主義陣営の唯一頼れる先進国国家であるというオンリーワンの立場にある
これは地政学的要望が強い「売り手市場の売り手」の立場ということだ

つまり、日本がビジネス上も地政学上も、いかにこの「売り手市場の売り手」の立場をキープできるか そのための投資を総花的でなく、いかに選択と集中できるかが、次の政府に求められることだと思う

中国やインドでも、どこでもたくさん作れる産業ではなく
日本しか作れないもの、日本にしかないものへ集中投資してオンリーワンのブランディングをすることだ

過去のしがらみや利権や成功体験にとらわれずに

そしてそこで儲かったお金を、少子高齢化の対処に回すことだ
予算がなければ、子育てにも福祉に回せないのだから

少々弱り気味だがなぜが傲慢な中国ジャイアンに対抗するために
いつも気弱な日本のび太は、米国というなんでもありのドラえもんの助けを背景にうまく立ち回ることだ

それができる人を次の首相にできるかだ

安倍さんがいればなあ



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