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人文学系の学問の知見に基づき、社会、政治、経済を論じていければと思います。メインアカウント( https://note.com/lib_arts/ )では科学(Science)や技術(Technology)の話題が多いため、混じらないように新規で作成いたしました。

最近の記事

断定が多い相手の意見は議論においては無視すべき理由|議論について考える #1

昨今は社会の高度化に伴い、様々な視点から議論をすることが必要とされているかと思います。そこで当シリーズでは「議論について考える」ということで、どのような議論は望ましくてどのような議論が望ましくないかについて考察していければと思います。 #1では「断定」をテーマに取り扱おうと思います。少々具体的に考えて、たとえばTwitter上のやり取りはどこまで対応してどこからは無視すべきかという基準はなかなか難しいです。相手の来歴がわからない中、基本的に140字以内のやり取りが中心となり

    • 議論と前提と共通認識

      皆様は「議論」という言葉にどういう印象を抱きますでしょうか。難しそうなイメージや対立的なネガティブな印象を持たれる方もおられるかと思います。議論とは本来どうあるのが良いでしょうか。 議論がネガティブに見えるのは「何を言っているかよりも誰が言っているかを優先する」日本の文化的なところにも要因があるのかもしれません。本来議論は「より良い結論を導き出すために行われるもの」と考えると良いと思うのですが、「相手の否定と対立」というネガティブなところに話が行きがちです。 では、「ポジ

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      • 「政治責任」とは本来どのように果たすべきか

        現政権の「政治責任」が問われている今日この頃です。具体的には下記などが問われています。(当記事は責任追及を目的とするものではないですが、責任問題として話題としてあがっていること自体は事実として良いかと思います。) ・森友学園問題 ・加計学園問題 ・桜を見る会問題 ・高検検事長定年延長問題 ・公職選挙法違反(河合前法相など) ・コロナ対応、Go Toキャンペーン これらの個々の詳細については色々な情報が飛び交っていますし、筆者も全てをしっかり把握できているわけではありません

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        • 適切な資本主義との関わり方 〜資本の奴隷の脱し方〜

          昨今、「資本主義」や「グローバル化」、「新自由主義」に関する論述について多く見かけます。 https://note.com/lib_arts_journal/n/n6982f5f7f1d4 筆者は上記でも述べた通り、元々競争社会についてはそれほど反対の立場ではなく、むしろ競争自体は賛成の立場です。一方で、昨今これらについて違和感を感じることも多いです。 「資本主義」が世界のメインストリームとなったのが、1991年の「ソ連の崩壊」などによる「冷戦の終結」にあると見て良いと思い

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        断定が多い相手の意見は議論においては無視すべき理由|議論について考える #1

          やさしい⺠主主義の教科書

          現代人として知っておきたい「民主主義」の基本と、それに関連する「社会を構成する基本事項」について取り扱いました。 憲法・法律、政治経済、歴史などから現代における「民主主義」についての基本知識を抑え、考察できるそういった内容にしました。

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          やさしい⺠主主義の教科書

          政治過程論から考える、「議院内閣制+小選挙区制の危険性」と「日本には中選挙区制に戻すべきではないか」という考察

          東京都の状況が日に日にまずいことになっています。そろそろ根本的な解決策を出さねばならない状況だと思います。が、出てくるのは「お肉券」、「お魚券」、「旅行券」、「マスク二枚」などでなかなか本質的な拡大防止の対策が出てきません。諸外国に比べてもあまり対応が良いものではないなという印象を受けます。詳しくは下記でまとめましたので、ここでは触れません。 https://note.com/lib_arts_journal/n/n9d864d7e69ee さらに、最近の問題だと、「東京高検

          政治過程論から考える、「議院内閣制+小選挙区制の危険性」と「日本には中選挙区制に戻すべきではないか」という考察

          マズローの五段階欲求と対比で考察する、「過剰な自己責任論」の罠

          「自粛」、「自己責任」をよく聞く今日この頃です。個人的には「自己責任」という言葉はよく使っていますし、普通のことだとは考えていました。基本的にフェアな条件で競争すれば必ず結果を出せる自信があるので、「機会平等」が前提であれば良いとは思っているくらいの認識でした。 とはいえ、昨今の「自粛」に伴って、「そういうリスクを考慮して職業を選択したのだから自己責任だ」という話が多く出てきており、こちらについては非常に強い違和感を感じています。 違和感の内容は下記です。 (1) そもそ

          マズローの五段階欲求と対比で考察する、「過剰な自己責任論」の罠

          戦略論・戦術論から考える、「検査によって医療崩壊が起こるはかつてない壮大なデマの可能性」について

          ※ 筆者はCOVID-19の専門家ではないので、医療的な記載は出典を明記した上で行うように気をつけました。以下、人名については存命の方は「氏」をつけ、そうでない方は歴史上の人物ということで敬称を略します。 ※ タイトルは少々盛りましたが、可能な限り調べて考察してみたので、よかったら参考程度に見ていってください。 ・はじめに COVID-19について様々な情報を見ていたところで非常に違和感があったのが、「検査によって医療崩壊が起こる」という話です。こちらについては賛否が非常に

          戦略論・戦術論から考える、「検査によって医療崩壊が起こるはかつてない壮大なデマの可能性」について

          アカウント作成にあたって

          昨今COVID-19などが話題になっていますが、対策にあたってのマネジメントやコミュニケーションに非常に違和感を感じました。色々と調べていく中で、日本含め世界における社会の今後をどのように考えたら良いのかについて何か発信できたらと思い、当アカウントを作成してみました。 メインアカウント(https://note.com/lib_arts)で投稿することも検討しましたが、メインアカウントでは科学技術系の内容が多いためアカウントを別途作成し、人文科学の学問を中心に、社会、政治、経

          アカウント作成にあたって