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手術から5日目/手紙

2024年4月22日(月)
曇り空。少し先の海と空が淡いグレー色で二層になっている。この配色のストールとかあったら欲しいな…なんて思う朝。

今朝の体温は36.4℃ 。ドレインの中のモノに血のような色が見られなくなっている。朝イチで診察に来られた医師は今日にでもドレインを抜いて明日退院も可能と仰った。喜ばしいことではあるがその時が急にやってきすぎて参った(笑)。退院したら傷口の確認や腫れを自己チェックしないといけないのではないか?私は手術痕をまだマジマジとじっくり見ることも、触る事も出来てないので明日退院は不安だと伝えた。退院に向け今日明日で乗り越え、水曜退院を目指そうか…。

腕は真横、前とも頭の高さに手首がくるようになった。

夕べは20:00頃にも痛み止めをのんでみた。うん、快適かもしれないと朝起きて思った。朝それを看護婦さんに伝えると「いやほんとに、痛み止めはこちらが服用を止める場合がある程みなさん多飲するんです。LIAさんは痛みに強いのかもしれないですが、快適なら無理せずのんでくださいね」ってことで今朝も飲んでみた。

同室でとても気の合う先輩患者さんが今朝退院された。心地よい距離感でお喋りが弾み、手術後から毎日楽しい時間を過ごさせてもらった。4人部屋で良かったと思えたのは彼女のおかげ。もうココで2度と会うことはないと思うが彼女の治療が順調にすすむことを願うばかり。そして朝もう1名人生の先輩患者さんが1年越しで再建手術に向かわれるのを手を降って見送った。夕方には歩いていて驚いた!

そして昨日…
キャサリン妃にお手紙を書いた。

桜の便箋とカード。封筒の中にご家族分黄色い5羽の小さな折鶴を入れた。折紙は私が入院をするにあたり友達がくれた贈り物の包み紙を利用した。私が元気になるよう想いを込めてビタミンカラーの素敵な贈り物が包まれていたその包装紙だ。彼女から受け取った瞬間に、これでキャサリン妃に鶴を折ろうと思った。思いやりに溢れ健康な彼女の真心が包まれていた紙だもの、パワーがあるハズ!お裾分けじゃないけれど…。

封筒と切手を握りしめ、今日の午後えっこらおっこらと病院階下にある郵便局まで投函に行った。(そろりそろりは卒業した(笑))
切手は日本らしい着物柄をセレクト、可愛い切手を沢山貼りたくて書留付にした。
ちゃんと届くといいな♡

お手紙の最後は「あなたの素敵な笑顔にまた会える日をゆっくりと待っていますね」と締めた。

ご家族とのんびり穏やかにお過ごしいただきたい。もう誰も邪魔しないであげてほしい。

そんなことを思いながら
突然残り僅かに迫ってきた入院生活でのやり残しを考えている。

はい、それしかない…

しっかり見て触れてみないとなー。


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