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毎年お誕生日を迎えられるのは当たり前じゃないんだっ

お誕生日を迎えました。
「この歳になるともうお誕生日は嬉しくない」
何年かずっとそう言ってた。
だけどコロナ禍になって口が裂けてもそんなこと言えなくなりました。

今、生きていられることがどんなにありがたいか。
毎年、お誕生日を迎えられることがどんなに幸せか。

コロナ禍なんて、こんな時代が来るとはほんの2,3年前ですら誰が想像しただろう。
しかも今は発病しても入院させてもらえない。
私の地域だけじゃなく全国的にだ。

どうしたらいいの?
どこへいけばいいの?

みんな感染しないようにひとり家にこもっていればいいの?
そんなこと無理に決まってる。
食料品を買うのに外に出てお店に行かなければならない。

そのお店だってスタッフが必要だし、そもそも食品を作る人、輸送する人が存在しなければならない。
みんな家に閉じこもってなんていられない。

だけど皮肉なことに発病したら自宅療養になって逆に閉じこもらざるを得ない。
そんなおかしなことがあるかっ。
いや今現実になっている。
自宅療養者は毎日不安だろうな。

それはそうといつもの野菜直売所に密を避けた時間に行ってみました。
いつもより涼しかったので足取りも軽く、エコバッグを振り回して歩いていたら前方からパトカーがやってきた。

通り過ぎる時に私を凝視したかと思ったら信号でUターンをして追いついてきました。
よくやってる警察24時みたいな、すれ違う時の直感でも感じたのか?と思った。

何も悪いことはしてないのになぜか足早に直売所まで行ったら数年メートル先にパトカーが止まりました。

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そして警官2人がやって来て私じゃなく店主に言いました。
「ちょっと苦情が入ってね。ここいつからやってるの?」
「免許証か何か持ってる?」

私は野菜を選びながら3人の会話を聞いていました。
長年ここで販売してるだろう店主は「なんだ今さら!」と声を荒げるわけでもなく、軽トラから取って来た免許証を見せていました。

「趣味程度で作ってる野菜をみなさんに安く分けているだけです」
「労力の割には利益はありません」
静かに店主は答えてました。

なんだかその場にいるのも申し訳ない気がして、いつものように三種類だけ選んでそこを後にしました。
途中で振り返るとまだ警官は立ってて。

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なんだろ、ああいう所でも営業許可証とかいるのかな?
コロナ対策とか問題があるのかな?

大雨が続いたからか、直売所ではずっと「休み」の張り紙がヒラヒラしてるけどどうなったのか気になります。
今、野菜が高いから販売してもらえるとありがたいんだけど。

と、今日もまた取り留めのない文章になってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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