彼と別のパーティーに/青春物語23
会社と、会社に隣接する倉庫が見えてきた。
私たちはその近くのマンション前でタクシーを降りた。
雪がフワフワと舞い始めていた。
「101号室で二次会するって言ってたけど まだいるかな?」
「どうしよう。ついて来ても良かったのか今頃、心配になってきた」
「大丈夫だよ。みんな歓迎するって」
彼はドアから少し離れてインターホンを押した。
その後ろに隠れるように私は立っていた。
「こんばんは。永尾です」
「おお〜待っていたよ」
そう言って何人か玄関に顔を出した。
と同時に私の顔を