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潜入!狼の巣

【イベント感想】ひたすら主観/割りと記憶がザル

11/3開催『壁の花』ハロウィンパーティーのお楽しみコーナー。どの回も個性爆発、笑いとときめきに溢れていて楽しかったなぁ。てことで、おぼえがき。

密談劇『壁の花ーWallflowerー』
(2020年12月11日~13日)https://www.mono-musica.com/wallflower
Mono-Musica
https://www.mono-musica.com/

━━━ハロウィンパーティーの会場、ここは東西冷戦下、西側にあるダンスホール。その名も“狼の巣”。

チャングさん×みきさん

初回は、ブリッツェンみきさんとアリシアチャングさんでのアンドリュー台本朗読。

ブリッツェン=『BLACK SANTA GIRL』に出てくるチャラめのトナカイさん。
アリシア=『墓掘り男と六本の煙草』に出てくる猪突猛進ポジティブガール。
名探偵アンドリュー氏シリーズ=劇団初のシリーズもの。探偵と助手くんがコメディしながら謎も解いちゃう。

初っぱなからこれでもかと高カロリーで(絶賛)、どんな台詞でも役に落とし込んでくる演技力と、台本片手ながらの身体能力を堪能しつつ爆笑させていただきました。また、まわりで見ているメンバーさん達の合いの手、ツッコミが的確で面白くて。確かにボケ×ボケですもんね(キャラクターがね)
お二人の振り切れ力、リスペクトです。

チャングさんとみきさんって私から見ると、太陽×太陽という感じで明るく眩しくて温かくて。一気に陽の空気に包み込まれて、そこに巻き込まれる感覚がとても楽しいのです。そんなコンビが『壁の花』では、外交官夫人と高貴な血をひくダンサーとしてどんな世界を見せてくれるのか。振り切れ力が、今度はどんな方向に向かうのか。とても楽しみ!

ジュンさん×マナさん

2公演目は、ヲタクなジュンさんによるモノムジカ作品の振付のここが好き!をダンサーマナさんに踊ってもらおうコーナー。ラインナップはこちら。

その1『サランドラー神官の娘ー』
♪紅蓮の使者 よりラクドの戦士の踊り
その2『砂の柩』
♪ガーネリア事件 より銃を持ちながらの踊り
その3『九龍宵曲』♪九龍宵曲(レアなヒストリアバージョン)(しかもまなむさんの生歌)
※『Historiaーヒストリアー』=結成15周年記念コンサート。

いやいやいや、もうこの選曲からして勝利。拍手喝采。これを目の前でリュカオン仕様のマナさんが踊ってくれて、しかもジュンさんのわかりみの深い実況付きって、楽しすぎますわ。客席めちゃくちゃ盛り上がりました。熱い。
時々レベッカや飛燕になって踊りに入ってくるジュンさんも、これまたメリタ仕様なもんで、それぞれの世界観にピッタリ合ってたんですよね~。そしてジュンさんの熱の入った実況に思わず笑っちゃうマナさんにキュンだし、かと思えば決めるとこは決めてくる(撃ち抜いてくる)のがマナさんなので、はぁーこわいこわい。沼がそこにある。

『壁の花』のキャスティングでは、個人的に一番驚きがあったコンビ。マナさんとジュンさんってどちらも自立しているイメージがあって。役としても、意志が強くて行きたいところへ行きやりたいことをやるけれど、その道中で迷ったり変化があったりと揺らぎが生まれるような人物が多い気がして(超主観)
今回は恋や愛だけの男と女の関係ではないだろうから、どんな絡みが感じられるか楽しみなところ。狼の巣でナンバーワンのダンサーと香港の財閥の未亡人。このお楽しみコーナーとリンクしている感じもあるのだけど、そのギャップがまた面白くて、さすがです。

ヤヤさん×まなむさん

ラストは、歌うまコンビによるパーソナリティーヤヤ&まなむのANM(オールナイトムジカ)(だっけ?)(某ラジオ番組パロ)耳福キター。

冒頭、お馴染みのあのメロディーから始まりラジオパーソナリティー風のええ声の自己紹介から、ヤられたー!はい、完敗です。もう好きです。正直、前々から(モノムジカさんでラジオとかやってくんないかなぁ)ってひっそり思ってた勢としては願ったり叶ったりでしたわ。

と、ここでハプニング発生。ヤヤさんの右耳のイヤリングが外れてしまったんです。すぐにつけ直そうとしますが、ドレスアップしているヤヤさんは手袋をしていてなかなかつけられない。しかーし、ここで「まなむ、つけて」の一声。ざわつく客席!「サービスタイムですよ(にやり)」のまなむさん。客(~~~!!)・・・やられました、完全にラッキーハプニングとなりましたとさ(萌転)

はてさて。まずはジャパニーズウーピーさんからのお便り紹介(この葉書の裏面がアンドリューキャラ4人の写真だった)(テルちゃーん)そして『月に寄せる歌』台本のあとがき朗読へ。

音楽劇『月に寄せる歌
~ルサールカの主題による三つの変奏曲~』
https://www.mono-musica.com/omnibus1

交代しながら一人は朗読、もう一人はBGM代わりに ♪月に寄せる歌 を朗読に寄り添うように歌ってくれるんです。もう、耳がどちらを聴けばいいか忙しい。嬉しい。更に ♪Fly me to the moon を英語で生歌唱。歌詞に沿った仕草も胸キュンで、月を指さすまなむさんちょいキザでムフフとか思ってたら、ヤヤさんが差し出す手にキス!ひょーえー。なんちゅー破壊力。ごちそうさまです。

このコンビの『壁の花』での役柄は、東側から来たダンサーと、ほろびた国の王族の血をひく女。時代の空気も背負った設定の二人が、“壁の花”にどう関わってくるのか・・・気になる~(わくわく)

居ない人

『壁の花』は男女わかれたチームで2パターンの上演。ずっとコンビについて書いてきたけれど、本編では実際に交わることはない。それを思うと、ここでしか見られないカップリングな訳で、本当にありがたイベントでした(拝)
そして本編では、その場にいない人について何を思い何を語るのか。同僚の男同士、客の女同士(社交界とか別の場所で会ってたりもするのかなぁ)で何を思い何を話すのか。スパイ“壁の花”は、どんな存在なのか。あらすじと人物設定だけで想像が膨らみますな。

勝手ながらあらゆる想像をめぐらす、公演までのこの時間も楽しいのが、モノムジカワールドだなーと思う今日この頃です。
さて、観劇予定を立てなくては(悩)

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