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科研費で国会図書館の複写を払う

科研費使用に関するtipsはネット上に数あれど,国会図書館の複写代・プリントアウト代を科研費で支払った!という例がなく(※私調べ),科研費ってもしかして複写に使えないのかな…?と不安になったことがあるので自分の体験を記事にしておきます。

なお,これはあくまで私個人の事例です。特別研究員の科研費についての,令和2年度の話です。他の大学や科研費の種類によっては使用方法などが違う可能性があるので,実際に使用する前に自分が所属する研究科の事務の人に相談しましょう。また,この記事では主に東京本館における直接複写について扱います。

国会図書館の複写代を科研費で支払えるの?

答,支払えます。

国会図書館の資料の複写・プリントアウトでは,来館する直接複写と,来館しない遠隔複写・後日郵送複写で支払い方法が異なります。

来館して即日に直接複写する場合は請求書払いができません。そのため,立替払を行う必要があります。立替払は支払いの前に自身の研究科の事務にお伺いをたてなければなりません。国会図書館内での支払いは一部交通マネーやEdy等と現金が使えます。クレジットカードは使えません(2021年3月現在)。複写された商品を受け取った際にもらえる領収書を保管し,立替払申請書を作成し,領収書と立替払申請書を事務に提出したら完了です。

来館しない遠隔複写や後日郵送複写では請求書払いになります。そのため,科研費使用前に事務にお伺いを立てるのは同様ですが,請求書を事務に提出し,事務に支払ってもらう必要があります。わたしは複写に関して請求書払いをしたことがないのでわかりませんが,支払い期限があるようです。(詳しくは→国会図書館のHP

通常,科研費の請求書払いで請求書は月末締であり,実際に製品が納品された次の月にお金が振り込まれます。そのため,事務の人に何も言わずに請求書のみを提出すると期限までにお金が支払われない可能性がありますので,要検討です。期日によっては自分で一旦お金を支払う立替払にした方がいいです。

さいごに

国会図書館にはいろんな出版物があり,研究にはとても役立ちます。立替払を行っていっぱい資料を収集し,良い研究をたくさんしましょう。

なお,国会図書館は現在入館制限中のため事前予約・抽選の当選が必須ですが,平日の16時以降は予約・当選なしで入場できます。

最上階にあった食堂は残念ながらもうないため,お昼は購買で買うか,弁当を持参する必要があります。コンビニが少し遠い点が東京本館の残念ポイントですね。。。笑

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