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自然科学の中にスピリチュアルがある。そして忘れる。


動物番組を見ると時々面白い映像があります。
ライオンの狩りのシーンです。
群から離れたトムソンガゼルの小さな子供に、狙いを定めたメスのライオンが襲いかかります。
ガゼルの子供は逃げるどころかライオンにまとわりつきます。
するとライオンは戸惑ったように襲うのをやめ、しばらくすると子供を他のライオンから守るように世話をします。

ライオンの戸惑った表情と私の表情が同じになります。
小鹿に「恐れ」がなければ、ライオンも食べる気を失い、エネルギーが同調する。
私に、そんなスピリチュアル脳が発動します。

映像のナレーションなどが母性本能が目を覚ましたとか、適当な推測の解説が流れます。
お前はメスライオンにインタビューしたのか?と、涙ながらに我が子を失った時を思い出したとかライオンが語ったのか?と突っ込みたい気分です。
その後どうなったか分かりません。
多分、母性本能どころか野生本能が発動して食べちゃうんでしょう。
同調したことも忘れるのでしょう。
シマウマがワニに襲われたとき、近くにいたカバが助けるとかの映像もあります。
それとは違う気がするのですよね。

書きながら思い出しましたが、昔夜中に下水にはまってる子犬を助けたとき、どんな格好して恩返しに来るかを楽しみにしましたが、そんなのありませんでした。すぐ忘れたのでしょう。

動物は知能指数高い猿でさえ、2時間前後の記憶しかないそうです。
だから、自分の将来なんて考えず、当然何年も先の死なんて考えず、だからそんな弱肉強食の世界に身をおいても平気なのでしょう。
いつか食べられるなんて想像ができたら、精神安定剤が必要になります。

また別の映像を思い出しましたが、
我が子をライオンに殺された母親ハイエナが、しばらく死んだ我が子の体を舐めまわしてました。
その後、母親ハイエナは我が子を食べました。
解説では、我が子と1つになるためとか野生の習わしだとかインタビューしたのかと思うような勝手なこと言ってましたが、ただ単に自分の子供だという記憶がなくなって食材だと思ったかもしれません。


こうやって思い出してダラダラ書くのは人間ならではの記憶力かもしれませんが、ペットは事情が違いますよね。
半年ぶりに実家に帰った時、ペットは自分の顔覚えてました。そんなのはよくある話ですよね。
人間と暮らしている動物は、やはりエネルギーが同調して人間のような記憶力があるようになるのかもしれません。
そうしたらペットも、将来の不安とか人間のような余計な苦悩が増えたりして。
だから、ペットは人間の顔してます。


脳科学では海馬が記憶を司るなんて言ってますけど、やはり違う気がします。
自分の置かれた環境で、都合の良い記憶力に自動で調整されているのだと推測します。
自然環境にいればそれに合う、人間環境にいればそれに合う、環境に順応するのかもしれません。

何か忘れがたい記憶に苦しんでいる方は、無人島でサバイバル生活するのが手っ取り早い解決かも。

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