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自分を低く考えて高く評価する心理学


あなたはポジティブな人なのでしょうか、
それともネガティブな人なのでしょうか。

心理学テストなどでは、いろんな方向から様々なケースのことを質問し、あなたを問うてきます。
直接に聞かれたりなんかしたら、こう答えたら格好悪いとか別の要素が含まれてきて、答えやすいような答えを言ったりして、自分でもコンガラがってきます。
誰もが悲観的であり楽観的である、みんながポジティブでありネガティブです。
100%悲観的な人はいません。根からポジティブな人もいません。
みんなが陽キャであり陰キャであるのでしょう。

ここで考えます。
人は、比較的どちらの要素が多いと思いますか?
実は楽観的なのだと思うのです。
「いやいや私は違いますよ、落ち込みやすく、嫌な過去から抜け出せない、前向きになれない」と思う人も多いでしょう。

心理学の側面からも語られます。
実際には、人は、周りが思ってるよりも、自己評価を高くする傾向にあります。
ダニング=クルーガー効果とは、能力の成長の過程において自身を過大評価し、実際の実力よりも高く認識してしまう認知バイアスです。
上司が私をちゃんと評価してくれないとか、私は不当な扱いを受けているとか、部活の顧問が私の実力を見てくれてないとか。
人は、他者を評価しないのに、自己を評価されないと思う傾向があるようです。
これは、自分は周りが思ってる以上の人だと楽観視しているからと思うのです。
「俺は女にモテるはず。なぜ彼女がいないのか」
「私にはもっとイイ男が合うはず。なぜあのイイ男は馬鹿女といるのか。」
ネガティブに考えているというよりも、自分を高く評価するポジティブさがあるといえます。


ダニング=クルーガー効果には、反対語としてインポスター症候群があります。
インポスター症候群とは、自分の能力で何かを達成して周囲から高く評価されても「自分の成功は周りの環境に助けられたおかげ、運が良かったから」「自分にはそんな能力などない、評価されているのは間違っている」と過小評価し、認識の錯覚を起こすこと。
これはネガティブというよりも、謙虚でいい人です。ポジティブに周りに感謝しています。


どんなに絶望してる人も、自分はこの状況よりもイイはずだと、自分をポジティブに捉えてます。みんな楽観的です。
今の不当な状況をスネたり愚痴ったりしているだけで、ネガティブではなりません。
自分を低く考えてしまうのは、自分を高く評価しているからこその裏返しです。本来の私はこんなもんじゃないって。
だから、みんな楽観的なポジティブなのです。

こんな世の中を生きてるのは、楽観的な部分がなければとっくにショック死してるでしょう。
だから悲観せずにポジティブな自分を見つめて、心理学テストのような自分を問い詰めるようなことをしなくても、あなたがショック死しないで生きてるだけでポジティブな人の証明です。
などと考えたりします。

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