大きいのと小さいのはどっち好き？

大きい政府と小さい政府
この違いはわかるでしょうか。

税金100万円払い、100万円の公共サービスを受ける。これが大きい政府です。
税金10万円払い、10万円の公共サービスを受ける。これが小さい政府です。

同じ年収で払いも受けも大きくなるか小さくなるか、私の表現する大ざっぱな仕組みです。
ここで、税金と公共サービスはイコールにならず、間に入った政府組織が人件費や運営費を抜きます。
仮に50%だったら。

税金100万円払い、50万円抜かれ、50万円の公共サービスを受ける。
税金10万円払い、5万円抜かれ、5万円の公共サービスを受ける。

私は50万円抜かれるより5万円抜かれる方がマシだと考えます。
だから私は、小さい政府を求めます。

しかし多くの人は受ける公共サービスの充実を求めます。
手厚い医療制度、安心なお任せ教育、もしもでも守られる生活補助、自分は無防備で安全な警察体制、家族の命まで他人に依存した防衛力など。

選挙公約も、どんな公共サービスしてくれるのかとクレクレの気持ちで政策を見てます。
自分のことは自分で、税金を激安するけどサービスも下げるという小さい政府を掲げる候補者は出てきません。
みんながクレクレ体質になっているような気がするのです。

彼氏彼女にも、自分にどんな喜びを与えてくれるのかと、クレクレ体質の人が多いです。
家族にも、自分にどんな幸福を与えてくれるのかと、クレクレ体質の人が多いです。
国にも、自分にどんな安心を与えてくれるのかと、クレクレ体質の人が多いです。
国にも依存して不満を嘆いて、友人にも依存して不満を嘆いてる。

いや、クレクレ体質の人の批判したいのではなく、どうせ依存させようとして50%以上に抜いてこようとしてきます。
だからせめて、家族はみんな自分で守るから、小さい政府を求める、そんな世の中を望むのは少数派なのかなぁと思うのです。

年々と大きな政府になってます。そりゃ日本人は世界統一政府を求めていることになります。
小さい政府を掲げる候補者はいない現状を見るとそうなのかなぁと。
もしくは大きい政府と小さい政府の方向を選択する意識はないのかなぁ？