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賃貸住宅の住みやすさ、今後も改善できるとは思えない。

国土交通省の長期優良住宅についての資料を見ていました。
何かの会合の議事録があり、長期優良住宅についての課題が書いてありました。

一戸建ての長期優良住宅は順調に増えているそうですが、中古住宅として販売する場合に付加価値として認められにくいそうです。
将来的に長期優良住宅を中古住宅として販売する時、何らかの優遇措置が出来るかも知れません。

もう一つ、長期優良住宅として賃貸の集合住宅を増やしたいが、増えない原因を探し出す必要があるそうです。
こちらの話はとても重要だと思っています。

賃貸住宅の家主の立場になって考えると、長期優良住宅の賃貸住宅を作っても利益にならないからです。
一般的な賃貸住宅と長期優良住宅に認定された賃貸住宅で、家賃収入の差が無ければ、少しでも建築費が増える長期優良住宅を作ろうとしません。

長期優良住宅は長く住めて、省エネ性能を向上させなければならないので、高気密高断熱が基本になります。
高気密高断熱になると自然に外から聞こえる音の遮音性も高くなります。

つまり、賃貸住宅に寒暖の差が少なくて、静かな住環境の快適な住環境を求めたとしても、実現しにくい構造になるのです。
そもそも、賃貸住宅の物件紹介に高気密高断熱とか、遮音性能の基準となる数値は書いてありませんよね。

不動産業界が率先して、賃貸物件の住まいとしての快適さを数値で表現しないと、良い住環境の賃貸住宅は出てこないように思います。
快適な賃貸住宅を探し求めて引っ越しを繰り返すなら、本当に自分にとって快適な住環境になる注文住宅を購入した方が良いと私は思います。

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