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好きな作家さんは海外在住のナゾ

ヤマザキマリさん、ブレイディみかこさん、野本響子さん
とても好きな作家さんです。
文章が読みやすくて、比較文化論は机上のものでなく体験型。
経験を俯瞰して説明するスタンスです。

Dr.志保が考える海外在住の日本人女性作家さん達の特徴
1.特別感がない、特にこどもへのまなざしが親しみやすい
2.作家さんの意見より、読者が考える素材を提供するスタンス
3.文章が読みやすい

海外に住むというだけでもう選ばれた人なのでしょうか。
海外在住でも翻訳本のように何を書いているのだかわからない文章で現代社会を書き綴る人もいますので、その人たちの経験の厚みによるのかな。

読み手の批評や意見を歓迎するというのも読みやすい。
私はこれが正しいと思うではなく
こういうことがありました⇒作者の考え⇒あなたはどう思う?考えてください。

自己憐憫がないのも特徴かも。
自らの経験を失敗、悔しいことも含めて書いて、外国の紹介にとどまらずに読者の内面にかえってくるような事柄を書いてくれます。

20代の時も、塩野七生さん、千葉敦子さんを読んでいました。
世代に寄るのかもしれませんが、もう少し教育的な語り口です。
海外で暮らすのはスペシャル特別なことでした。
『あなたたちが知らないことを教えてあげるわ』
ミラノ、ヨーロッパとニューヨークからの声に憧れていました。

世代上の作家さん達は日本では暮らしにくかっただろうな~との印象で、もちろん現代の作家さん達3人とも考え方はワールドワイドですが、日本にいて普通の生活を送ることもできそうです。

子供との経験からの文章が多い、家族へのまなざしが強いのも特徴です。
家族のことを語っても女性の意見でなく大人の意見として認める時代です。

読書の恩恵は大きいです。

最後に5人の作家さん達の特におすすめの本を紹介します。
ブレイディみかこ著

ヤマザキマリ著

野本響子さんはnoteでマガジン継続しています。

懐かしの塩野七生さんの著書

その後コミックなどで描かれるチェーザレボルジアはこのストーリーの影響が大きいように思っていました。

千葉敦子著 廃刊になっているのも多く、kindleで再度購入しました。


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