ドクター志保のマインドコーチング

女性医師として30年以上のキャリアを持つリハビリテーション科専門医。 同時に「きものカ…

ドクター志保のマインドコーチング

女性医師として30年以上のキャリアを持つリハビリテーション科専門医。 同時に「きものカラーコーディネーター®︎」としてキモノをこよなく愛する志保です。 コーチングプレイス認定コーチとして、悩める女性医師のみなさんのマインドコーチングを行っています。

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コーチングのご案内〜お申し込みページ〜

コーチングプレイス認定コーチ、志保です。 女性医師コーチとして活動しています。 女性の医師や医療者の方が、転職や人生のライフイベントをきっかけに、自分の人生を手放しているように見えて残念に思っていました。 私にもそういう時代がありました。 私が最も辛かった時期のことなど自分のことが書いてあります。 ドクター志保のマインドコーチング 1.女性医師の方へ 昭和62年に医師になりました。医師になって5年目で結婚。 その後、家庭と仕事の両立というよりも、自分と環境を整える

    • 医療安全は新しい時代に来ている

      9月16日に開催されたWHO『世界患者安全の日』制定5周年記念シンポジウム2024をWEB参加しました。 「患者参加型医療の実現に向けて~院内体制を構築するために~」 http://www.kakehashi-npo.com/mycms/wp-content/uploads/2024/08/20240916_chirashi.pdf 医療安全については以前の勤めていた病院でも、年々意識が高まっていると感じていましたが、組織を離れて数年。 その間にいろいろな医療事故が起こり

      • 「認知症に寄り添う暮らし」(5)

        5.認知症とともに生きる社会をめざして世界アルツハイマー月間の九月に認知症について考えたい5つの項目を書いてきましたが、今回が最終回です。 私たちの社会は認知症の方をそして認知症というものをどのように受け止めたらよいのでしょうか? 誰もが将来認知症になる可能性があります 一緒に暮らせる社会を創ることを考えたいと思います。 先日読んだ医療小説、医師である久坂部羊さんの著作です。 やる気満々の若手医師が南の島で繰り広げる現代医療の矛盾を突く小説です。 この中でもの忘れ外来

        • 愛することは選ぶことではない

          #人生を変えた一冊 毎日のモヤモヤをヒストリカルロマンスの爆読みで解消しているドクター志保です。 今日は愛について、そして人生の選択について書きます。 昨日読んだロマンスの中に会った言葉 https://amzn.asia/d/bvLTKpq 実は結婚する前に同じようなことを言われたことがあります 当時、20歳代後半で(昭和はそんなものです)私も家族も焦っていました。 少し年上の先輩にそのころ付き合っていた方がた(複数!)のこと あの人はここが良いんだけど、ここ

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        • 医者の内側
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        • アラカンおしゃれ事情
          30本

        記事

          「認知症に寄り添う暮らし」(4)

          4.認知症の方が安心できる環境づくり家族の方が認知症になった時、安心できる環境を作ることは、ご家族にとっても大切です。 最近の出来事を覚えられなくなるものの、 朝起きる、新聞を読む、食事するという日常生活のリズムは保たれることが多いです。 そこで、食事や入浴、睡眠などの時間をできる限り毎日同じにし、規則正しい生活を心がけましょう。繰り返しの穏やかな毎日が、記憶や認知機能の低下が進んだ方にとっても安心感を与えます。 慣れた家で済み続けることもご本人の不安を少なくします。 ただ

          「認知症に寄り添う暮らし」(4)

          「認知症に寄り添う暮らし」(3)

          3.施設での安心できる暮らしを目指して(施設での対応として、失語症や難聴の方への支援策を紹介) 施設での安心できる暮らしを目指して 高齢者が安心して暮らせるように、介護の現場では、言葉がうまく話せない失語症や、耳が聞こえづらい難聴の方に対して、しっかり対応することが大切です。たとえば、脳卒中の後で話すことが難しくなる「失語症」では、話しかけても反応がないように見えても、実はしっかり理解している場合があります。また、難聴では、聞こえにくいことで、返事ができないことがあります

          「認知症に寄り添う暮らし」(3)

          「認知症に寄り添う暮らし」(2)

          2.家族が支える認知症ケアのコツ家族が支える認知症ケアのポイントは、 まず患者(多くは親ですが)との共感を大切にすることです。 今までの生活歴、仕事、家族に対しての貢献により親御さんにはプライドがあるのです。 自分でも以前のように動けないと感じている高齢者は、不安を感じることが多いため、家族はその気持ちに寄り添い、安心感を与えることが重要です。また、穏やかで一貫した態度を保つことが信頼関係の維持につながります。 例えば、一族の写真を見ていて名前を言わせたり、わかる?と問いか

          「認知症に寄り添う暮らし」(2)

          「認知症に寄り添う暮らし」(1)

          9月21日はWHOで世界アルツハイマーデーに指定されています。 そして日本では9月は認知症月間として様々な講演会研修会など啓もう活動がおこなわれます。 認知症について一緒に考えましょう。 1.認知症と診断されたら:まず知っておきたいこと物忘れが続いて家族から物忘れが以来の受診を勧められた方はいらっしゃいますか?または繰り返しの話や身近なものの探しに認知症をひそかに疑っているご家族もいらっしゃると思います。 だれでも物忘れをするようになります、困るのはトラブルになること

          「認知症に寄り添う暮らし」(1)

          想い出のスイーツ5選

          子供のころ、両親が東京や元町に出かけると、必ずと言っていいほどお土産に持ち帰ってくれるスイーツがありました。どれも、私たち家族の小さな贅沢であり、心温まる思い出の一部です。 1. ジャーマンベーカリーのバームクーヘン 元町にあったジャーマンベーカリー、今はもう無くなってしまいましたが、あのバームクーヘンの味は今でも鮮明に覚えています。薄くスライスされたバームクーヘンに、たっぷりの生クリームがとろりとかかっている贅沢な一品。ハンバーガーやアイスクリームとともに、家族で楽しんだ

          問題を解決する方法

          何かトラブルがあると、引き続いて重なることありませんか? ボタンの掛け違えとはよく言ったものです。 ガラガラポンで最初からやり直せれば良いのにと思うほど。でも世の中には期日があるのでこのまま微調整を重ねながら行くしかない。 でも、実は問題を解決するための方法があるんです。それは、 自分が何をしたいのか、はっきり言葉にする 相手の意見をしっかり聞く その上で話し合って問題を解決する この過程で根回しと秘密があるとうまく行きません。 自分の希望をいかにアサーティブに伝

          KOMA犬ストーリー(3)

          吾輩は狛犬、某北国のある家の玄関を守っている。 生まれというかつくられたのは台湾で横浜でしばらく過ごして、この家の玄関前に祀られもう25年になる。 だれも吾輩に目を向けないし、気づかれないことが多い。 口の中に玉を含んでいる、石工は玉が動くように彫った。 牙があるため口からは吐き出せない玉を含んでいるのは、何でもかんでもぺらぺらと話してはいけないという戒めとされている。 阿形の狛犬である吾輩は、人の正しい生き方を諭すために玉を加えている。 でも、20年ほど前、吾輩にもう一つ

          KOMA犬ストーリー(2)

          亡きマダムの家はアパートになることが決まった。 価値があるようなものをそっと持っていく親せきもいた。 だれもKOMA犬の吾輩のことは気づかずに、建物の一部として壊されるのか?と心配になっていた時、マダムの嫁さんと孫娘のSちゃんが相談しているのが聞こえた。 「お義母さんのものはこちらでは処分しにくいのよ。Sちゃん、引っ越し先で捨てても良いからもって言ってちょうだい」 北国に嫁ぐSちゃんは、家を建てるらしく、最近新居のためにベッドやダイニングセットをそろえていた。 嫁ぎ先の敷地の

          KOMA犬ストーリー(1)

          吾輩は狛犬、まだ名前はない 台湾のとある工房でつくられた。欧米人やお金持ちのアジア人が吾輩のような作り物を好むらしい。親方は景気が良かった。 ところが、日本から台北に嫁いできた女性が親せきのためにと購入して、船で横浜に来たのだ。 贈られた先は高齢のマダムの屋敷だった。 壁紙、シャンデリア、ソファのカバーもロココ調というかバロック調、明治の終わりに生まれたマダムのセンスで統一されたおうちだった。 まもなくマダムは歩けなくなり、亡くなった。 飼われていたオウムのオタケサンは孫が

          チャレンジが失敗したら、お料理編

          おにぎらず知ってますかおにぎりを手で握らずに、そっとのりで包むように作るおにぎりのことです。いろいろ作り方の本も出ています。 今日初めてチャレンジしてみました。四角い大きな海苔を買ってきて、家にあった卵でゆで卵を作り、冷凍のハンバーグを解凍、カニカマとちりめん山椒、しそのふりかけを準備。 ところが作り出してみると、うまく進まないのです。 サランラップをひいて(丸まってしまう) その上に炙った海苔を乗せ(海苔が破けた😭) ご飯を載せて ゆで卵、レタスマヨネーズ、カニカマ また

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          人は自分のことを本当に理解してくれた人を信頼する

          #心にしみる言葉 易怒性への対応で表題の言葉を聞きました。 周りに、家族にイライラしている人いませんか? こちらが悪いことしたかしらと思えるほど強い言葉で帰ってくる、不機嫌な表情。 心が貧しくなっているのかしら 困ったことがありますか? 脳の障害で感情のコントロールが難しくなることがあります。 「易怒性」 脳のある部位のダメージによっておこります。でもそこのダメージではなくても以前は余裕があった人が脳の機能にダメージがあると押さえられなくなります。 私がお手伝いしている

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          雷がくれたホリデータイム~不運を不幸にしない

          たまの東京出張。 往復飛行機です。 少し早めに羽田空港に着いて、アトリエはるかで眉カット。 これを定期的にしてもらうとメイクは簡単になります。 「順調です!」と夫にLINEしながら、ラウンジをでて(現在JGC会員)東條口へのと向かいます。 人混み、人混み いつもの風景です。 ところがそれから順調でなかったのです。 激しい雨(空港の中にいると実感がない) 雷ピカピカッ 雷雨のために待機して、隣の搭乗口の福岡便に乗客が乗り込んでいきます。 山形便欠航のアナウンスが流れます。

          雷がくれたホリデータイム~不運を不幸にしない