見出し画像

世界の扉を開いてくれた場所にもどってきたこと

今日でnoteを初めて1年になります。

**

そうか、ここから始まったんだったな。

白い窓枠に縁取られた青空と
気持ちよさそうに風にそよいでいる
大きな木の梢を眺めていて、

どうしてこんな風に
居心地が良く感じるんだろうと
少しづつ時間を巻き戻してみました。

**

娘が初めて旅行ではなく、バレエで海外に行くことになったのは、彼女がまだ11歳の頃。まだ小さかったために私も同行。世界が広く、いろんな境遇で暮らしている人がいるんだということを知って欲しかったから。こういう時の決断の速さは自分でも不思議なくらいあっさりとしている。

世界は広い。
でも遠くない。

娘にどうしても知ってほしかった。

この先娘は定期的に海外に行くことのできるチャンスに恵まれて、今思うと、お金持ちでもないのによくやれたなと感心してしまうけれど、大切なことだと思ったら、それだけだ。

**

私の周りにいつも海外に関する、そういったものが集まってきた。

大学で英語の勉強をしたわけではないのに、なぜか、海外部に配属されて、結婚前に勤めた会社ではずっと海外関係の仕事を続けたことで、社費で、英語の勉強をして、外国人の友人も多かったし。海外駐在員の妻だった時代もあった。

娘が英国、ドイツ、クロアチア、米国、と海外で生活をする機会を多く得て、とうとう今は英国で暮らしているし、来月には欧州内で引っ越しを控えてまだまだ日本に帰国することはなさそう。

私自身に、今、トラオくんというパートナーがいて、イギリスの空を眺めていることも、なんの不思議もないことなのかもしれない。

**

私が初めて訪れた外国、というのはイギリス。
17歳だった私は、その半年前まで、外国に自分が行くことになるなんて、夢にも思っていなかったけれど。ガールスカウトだった私は海外派遣という制度をやってみないか、と持ちかけられて、どうする?と母に聞かれた時、ワクワクが止まらなかった。英語はどちらかというと苦手だったけれど、イギリスで、国際キャンプに参加する、という話。

いきたい!

と即答して、いくつかの審査を受けて、とうとう決定した時の嬉しさは忘れられない。

当時、日本から飛行機に乗ってロンドンまで来るには、アンカレッジ経由で、給油するという、今からは考えられない物々しさだった。外国とは全く縁のなかった我が家で、手探りでいろんなことを準備して、親戚中の助けを借りたと思う。許可してくれた両親には本当に感謝している。

湖水地方で1週間キャンプに参加したのだけれど、その時の楽しいエピソードはまたの機会に披露するとして、とにかくその経験が、

世界への扉を開けてくれた

17歳の私は、世界は広い、でも遠くはない、と実感して、心にその気持ちを刻んだ。

そうして今、気づいたら、その世界の扉を開けてくれたイギリスにいて、それが偶然だとしても、必然だとしても、全く自然でしっくりとしている。

トラオくんと私はどういう形を作っていくのかはわからないけれど、こうして、自然に重なり合った縁で続いてきて、続いていく。

何だかそのことが

ごく当たり前のようで
同じように奇跡のようで

ただそれを忘れたくないなって

note一年目を迎えて
改めて思いました。


みなさま、いつもありがとうございます♡
これからもよろしくお願いします♡

いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。