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#舞台#ミュージカル

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主に#舞台、#ミュージカルについてを紐解くマガジン
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俳優・平方元基「自分を知りたくて受けた」ハリー・ポッター役と、ファンと作るビルボードライブへの思い

2011年にミュージカルデビューをして以降、大作に次々と出演し続けている俳優・平方元基。 4月にはビルボードライブにて「GENKI HIRAKATA Billboard Live 2024~YOKOHAMA~」の開催を、7月からは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にて新ハリー・ポッター役を演じることを控えている。 平方のこれまでのキャリアを振り返っても、2024年は節目の年となりそうな印象。2つの舞台を控える彼の現在地を探った。 ■「何をやってるんだろう」と思うも歌

日本での活動をはじめて、大切な仲間との出会いに恵まれてきた。ここからさらに作品、そしてたくさんの人と出会っていくパース・ナクンの「はじまったばかり」の日本の活動を紐解く。

幼少期より日本のアニメやマンガが大好きだったというパース・ナクン。原作を日本語で読みたい、という想いが彼の日本語の学びにつながったのだという。オーストラリアで生まれ、19歳で家族と共にタイに移住し、そこでの出会いから芸能界へ。タイのドラマからアジアを席捲した彼が、昨年から大好きだった『NARUTO』や『ドラゴンボール』を生んだ日本にその活動拠点を移すことに。ジャンプ作品を原作とした「ミュージカル『新テニスの王子様』The 3rd Stage」での経験や自身の演劇観、そしてこれ

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』藤田悠×西野遼、物語内の“名コンビ”はプライベートでも仲良し 休みの日はカラオケで熱唱

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が、2024年7月以降も上演されることが決定した。ロンドンで誕生した本作は、『ハリー・ポッター』シリーズの19年後を描く新たなオリジナル・ストーリーで、原作者・J.K.ローリングが自ら演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンとともに創作。映画を観た人にこそわかる面白さ、初めて観る人にも伝わるセットの壮大さなど、とにかく見どころはつきない。 今回リーズンルッカでは、1stシーズンから参加する「アルバス・ポッター」役の藤田悠、2

舞台「SaGa THE STAGE~再生の絆~」七瀬恋彩、プロのブレイクダンサーでも「かけっこでは一周遅れ」 幼稚園でダンスと運命的な出会い

2月22日より、東京・サンシャイン劇場で舞台「SaGa THE STAGE~再生の絆~」がスタートする。ヒロインのジョセフィン・リン・ウッド役に抜擢されたのが、今回インタビューを受けてくれた“プロブレイクダンサー”七瀬恋彩(ななせ・ここあ)だ。 SNSの総フォロワー数180万人超を誇る彼女は、まだ舞台経験も数えるほどだが、数々のダンスステージを経験してきた度胸、何よりこのアクション劇を盛り上げる身のこなしを備えている。だが意外にも「運動神経はまったくない」と苦笑いする。

それぞれ「俺が勝つ!」という気持ちで全力でレースと向き合う大会そのものの熱を感じる、舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2

舞台『弱虫ペダル』が10周年を迎える2022年7月にお目見えした、新シリーズ、舞台『弱虫ペダル』The Cadence!。この公演が初舞台となる島村龍乃介が、総北高校に通いはじめたばかりの孤独なオタク少年である小野田坂道を演じ、その初々しくも熱い芝居が話題をさらった。2023年8月にはインターハイ初日を描く、舞台『弱虫ペダル』THE DAY 1公演で、チームとしての強さを見せた総北高校自転車競技部の面々。きたる3月にはインターハイ2日目を描く、舞台『弱虫ペダル』THE DAY

俳優・駒木根葵汰×『わたしにも、スターが殺せる』原作者・藤井清美対談いま改めて考える「SNSを使うことの難しさ」

新型コロナウイルスの拡大によって、エンタメ業界は様々な影響を受けた。とりわけ、演劇や音楽などステージでのパフォーマンスを主とするライブエンタメのダメージは深刻で、関係者の体調不良などによって公演が中止や延期になるケースは後を絶たない。 そうした現実を題材に、コロナ禍の大衆の心理を生々しく炙り出したサスペンス『わたしにも、スターが殺せる』が現在書店をはじめ発売中だ。自身も舞台に出演する機会が多い俳優・駒木根葵汰と、原作者である脚本家・演出家の藤井清美さんによる対談をお届けす

大貫勇輔、2年目のハリー・ポッターに抜擢!新たなチャレンジを通して“壁”を乗り越えようとする彼の覚悟

大河ドラマ『どうする家康』に浅井長政役で出演するなど、ミュージカル、ドラマ、声優など様々なメディアで活躍する俳優・大貫勇輔。圧倒的肉体美を持つ彼が、上演2年目に入ったロングラン舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の主役ハリー・ポッターに抜擢! ハリーという役と作品への思いを中心に、俳優としての生き方、覚悟を語ってもらった。 ■これから魔法が使えるようになるのか……という実感先人たちが築いてきた評価や信頼をどのように受け取り、それをどのように未来へと繋いでいくのか。一回限りの作

若き白石隼也が出会ったマーク・トウェインの著書「不思議な少年」。稀代の作家が本を通して投げかけたメッセージへのアンサーを、二人の時を越えた対話の一部始終を、舞台の上で見せる。

若き白石隼也が出会ったマーク・トウェインの著書「不思議な少年」。稀代の作家が本を通して投げかけたメッセージへのアンサーを、二人の時を越えた対話の一部始終を、舞台の上で見せる。 「仮面ライダーウィザード」の主人公・操真晴人として1年間という時間を一つの座組の中で過ごしてきた時間を役者としてのターニングポイントだった、と言う白石隼也。その後も主演作品をはじめ朝ドラ、大河ドラマ、映画など幅広く映像作品で活躍を続ける。そんな彼が若手俳優時代に出会った一冊の本が、時を経て彼自身の手

ヒロインを務めるドラマ『around1/4 アラウンドクォーター』がスタート! 充実の日々を送る美山加恋、舞台とテレビの違いと魅力を語る。

2022年6月からスタートした舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で嘆きのマートル役、デルフィー役などで参加しているほか、7月から連続ドラマ『around1/4 アラウンドクォーター』(ABCテレビにて7月9日放送スタート 毎週日曜23:55~/テレビ朝日では7月8日放送スタート 毎週土曜、深夜2:30~)でヒロインを務める美山加恋。年齢を重ねるにつれて役柄も広がり、演じることの「楽しさ」を実感している美山のインタビューを、美麗な撮り下ろしグラビアと共に公開! ■舞台『ハリー

11代目『ピーター・パン』山﨑玲奈、憧れの高畑充希と同じ舞台へ「“嬉しさ”より先に“驚き”が来ました」

1981年に榊原郁恵が演じて以来、40年以上も再演されてきたブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』。バトンが受け継がれ、今回で11代目となるピーター・パンを演じるのは、第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」でグランプリを獲得した山﨑玲奈だ。 現在俳優として活躍する高畑充希、吉柳咲良などもここから羽ばたいていった、いわば「登竜門」とも位置づけられる舞台への抜擢。7月25日より東京国際フォーラム ホールCで初日を迎える前の心

お客様からの反応に「がんばったことが報われた」と思う。拍手をもらった瞬間の震えるような幸福感は忘れない。

「進撃の巨人」-the Musical-で主人公エレンの親友であり共に調査兵団入りを目指すアルミンを演じて2023年の幕を開けた小西詠斗。同じく1月放送スタートのドラマ「REAL⇔FAKE Final Stage」への出演もあり、自身の芝居に磨きを掛けている小西が刀剣男子・堀川国広として出演する「映画刀剣乱舞-黎明-」が公開に。日本映画史に新たな“黎明”を告げる戦いが繰り広げられる本作への想いも含め、“今”の小西詠斗にフォーカスする。 ■アルミンの成長を見せるのと同時にアル

「このお芝居でいいのか、と自分を疑い続けることが役者の持つ熱」16歳で演技の世界に飛び込んだ矢崎広の芝居論。

まもなく開幕するミュージカル「バンズ・ヴィジット」で風間杜夫演じるトゥフィークたち警察音楽隊がたどり着く辺境の街の飲み屋の常連客・イツィクを演じる矢崎広。16歳で役者を志して地元・山形から上京し、瞬く間にデビューを果たして以降は止まることなく数多くの舞台、そして映像作品に出演してきた彼が見る「芝居」。その熱のはじまりと向かう先を聞く。 ■何者でもない自分から役者・矢崎広へ——地元・山形から俳優を志して上京されたのが中学を卒業してからだと伺いました。地元を離れ新天地に飛び込む

「芝居中に自身がスパークしている感覚を味わえることが役者の魅力」役者・永田崇人のはじまりと現在

養成所在学中の2015年に「東京ワンピースタワー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION “Welcome to TONGARI Mystery Tour”』」で役者デビューを果たして以降、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の孤爪研磨役をはじめ、舞台に映像作品にと出演の続く永田崇人。実は名門大学を中退して役者の道へと飛び込んだという彼の、芝居への情熱を聞く。 ■若さ故の無知は、夢に飛び込む時には無敵――役者になろうと心を決めるきっかけになった存在や作

「芸能界ってカッコいい」から「本気で役者をやりたい」に――小西詠斗、ドラマや舞台で見えてきた“自分の生きる道”

​「いま、相当勢いに乗っている俳優」と表現したい。小西詠斗のことだ。 2017年『男子高生ミスターコン』で、モデルプレス賞受賞をきっかけに、芸能界入りを果たした小西。以来、役者としてドラマ、舞台、ミュージカルなどで演技の幅を広げてきた。 そして今年、数えるだけでもドラマは7作品に出演。『発酵男子』という、旅紀行ドキュメンタリーなるジャンルにも挑戦した。2023年1月からは大ヒット漫画『進撃の巨人』の舞台出演……と、“イケメン高校生”というイメージから、“実力派若手俳優