『HARIO V60ドリップケトル・ヴォーノ』をレビュー / コーヒー初心者から上級者までおすすめのコーヒーケトル
昔からハリオのドリップケトルを使っているが、コーヒー初心者から上級者まで、幅広い層におすすめできるケトルだと思う。
定番商品ではあるが、価格が比較的手頃でとても機能的なケトルなので、初めて購入するケトルとしても最適だ。
今回の記事では、そんなハリオのV60ドリップケトル・ヴォーノをレビューしようと思う。
HARIO V60ドリップケトル・ヴォーノの外観と特徴
ヴォーノはとてもアイコニックな見た目をしている。
シルバーと黒のみの配色からなる、洗練された三角形のデザイン。
コーヒーケトルといったらこれ！と思う方も多いのではないかと思う。
ボディはステンレス製で、高級感のあるマットな加工がされた美しいシルバー。
個人的には反射をしないマット加工の方が好みなので、デザイン面でとても気に入っている。
持ち手となるハンドル部分は、フェノール樹脂でコーティングされている。熱々のお湯を入れてもハンドルが熱くなることがないので、火傷の心配もないのが使いやすくて嬉しい。
また蓋のツマミもフェノール樹脂でコーティングされている。
同じく愛用しているタカヒロのドリップポットは、お湯を入れると蓋のツマミが熱くなって直接持つことが難しいので、蓋に関しては使い勝手の面でヴォーノに軍配が上がる。
また蓋には引っ掛かりとなる突起などはついておらず、抵抗なく取り外しが可能だ。
個人的には使用していてほとんどストレスを感じない、本当に機能的なケトルだと思う。
注ぎ口は太すぎず細すぎず、使いやすい太さ。美しいカーブを描いており、美しいデザインだ。
また使ってみるとわかるが、このカーブの角度が絶妙で湯量のコントロールがとてもしやすいのだ。
唯一の欠点とも言えるのが、内部が継ぎ目の多い構造をしていること。
湯垢が溜まりやすく掃除をしにくいのがデメリットだ。
タカヒロのドリップポットは内部の継ぎ目が少なく掃除がしやすいので、掃除のしやすさはタカヒロのドリップポットに軍配が上がるが、価格の安さを考慮したら妥協できる点だと思う。
HARIO V60ドリップケトル・ヴォーノを使ってみた
ヴォーノはお湯を勢いよく注ぎやすい上に湯切れが良いので、浅煎りのコーヒーを入れるときにはぴったりだと思う。
少し傾けただけでお湯を注ぎやすい構造をしているので、注ぎ口のノズルが低い位置で狙ったポイントにお湯を注ぐことができるのが使いやすいポイントだ。
サードウェーブコーヒーが流行したときは、このケトルとHARIO V60ドリッパーを使って浅煎りのコーヒーを淹れるのに憧れたものだ。
今でも全く古臭さを感じさせないデザインなので、コーヒーを淹れる時間が楽しくなる。
出来上がったコーヒーは雑味がなく、スッキリとした爽やかな酸味と甘みを感じることができる。
ハリオのケトルを使って勢いよくお湯を注いだことで、すべてのコーヒー豆から均一に必要な成分を抽出できた感じだ。
ちなみに、勢いよく注ぎやすいケトルではあるが、お湯を細く注ぐことも全く問題なく行える。
甘みのある味わいに仕上げたいときは細く注ぐのがおすすめ。
点滴ドリップもお手の物。
どんな淹れ方にも対応しているので、とても使い勝手が良いケトルだと思う。
まとめ
今回の記事では、ハリオのV60ドリップケトル・ヴォーノを紹介した。
タカヒロのケトルに比べると価格がリーズナブルで手に入れやすく、マット加工のスタイリッシュなデザインの印象が強いケトルだと思う。
比較的安価なケトルではあるが機能性は申し分ないので、コーヒー初心者から上級者まで十分におすすめできるコーヒー器具だ。
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