『HARIO V60ドリップスケール』をレビュー / 最初に買うべきコーヒースケールはコレ
コーヒーを趣味にしたいと思い、初めて購入したドリップスケールがハリオの黒いV60ドリップスケール(VST-2000B)だ。
コーヒーを始めてから10年以上たった今でも信頼の置ける道具として使うことが多いし、とても愛着が湧いている。
コスパ最高の長く使うことができるコーヒースケールなので、今回の記事で紹介しようと思う。
HARIO V60ドリップスケールの外観と特徴
ハリオのドリップスケールは、ザ・シンプルという言葉を具現化したようなデザイン。
ボディはブラックのマット加工。無駄な装飾が一切なく、古き良き日本製の電子機器のような印象を持っている。
小さなディスプレイが本体下部にあり、タイマーと重量が表示されるようになっている。
左に表示されるタイマーでコーヒーの抽出時間を計測し、右に表示される重量で注水量を計測することができる。
もちろん、使用する豆の重量を計測することも可能だ。
ボタンはボディ左下のタイマーのStart / Stopボタンと、右下のON/OFF / Tareボタンのみだ。
後ほど説明するが、複雑な機能は備わっていないシンプルなスケールなので、簡単に操作することができる。
ハリオのドリップスケールは電池交換式で、単四電池二本で動作する。
あくまで長年使ってみての感覚にはなるが、電池持ちはかなり良いので頻繁に交換する必要がないのが気に入っている。
ちなみに僕は今まで幾度となくこのドリップスケールの上でコーヒーをこぼしてきたが、壊れることなく使い続けることができている。
ただし防水性能はないようなので、液体をこぼすと運悪く壊れてしまう可能性がある。そのため、液体をこぼすのは推奨しない。
HARIO V60ドリップスケールの使い方
ハリオのV60ドリップスケールの使い方は非常にシンプルで簡単。
誰でも使いこなすことができるのが、最初に買うべきスケールとしておすすめできるポイントだ。
まず電源を入れる際は、右下のON/OFFボタンを押す。電源を切る際はON/OFFボタンを長押しする。
ボタンに少し触れただけで電源が入ってしまうので、電池を節約するためにも使わないときは電源が切れているかしっかり確認することをおすすめする。
重量を測定する際は、電源を入れた状態でスケールの上に容器を置き、右下のTareボタン(ON/OFFと兼用)を押す。すると風袋の重量を差し引いて表示重量を0gにすることができるので、容器の中にコーヒー豆などを入れて重量を測定することができる。
ドリップするときは、タイマー機能と重量測定機能を同時に使うことができるので便利だ。
スケールの上にカップ、ドリッパー、フィルターをセットし、挽いたコーヒー豆を入れてから右下のTareボタンを押すことで、重量をゼロにリセットする。
そしてお湯を注ぎ始めると同時に左下のStart / Stopボタンを押すと、タイマーがスタートする。
ディスプレイ左にはお湯を注ぎ始めてからの経過した時間が、ディスプレイ右には注いだお湯の量が重量として表示されるので、都度確認が可能だ。
ドリップをし終わったら、再度左下のStart / Stopボタンを押すことで、タイマーが停止する。タイマー停止後は、ディスプレイ左で最終的なコーヒーの抽出時間を、ディスプレイ右で最終的な注いだお湯の重量を確認することができるのだ。
ちなみに左下のStart / Stopボタンを長押しすると、タイマーをゼロにリセットできるので、必要に応じて使うと良いと思う。
HARIO V60ドリップスケールのメリット
ハリオV60ドリップスケールには、コーヒーを始めたばかりの方が選ぶべきメリットがいくつかある。
その中でもメリットを三点挙げるとすれば、以下になると個人的には思う。
1. 価格が安い
ハリオのドリップスケールはシンプルで、何と言っても価格が安くリーズナブルだ。
公式価格は記事執筆時点で6,000円程度と、昔に比べると徐々に値上がりしているようだが、それでもコーヒースケールの中では安い価格帯に入ると思う。
初めてコーヒースケールを買うときは、まずは安い価格のものから試したいと思うので、低価格であることは魅力的なポイントだ。
2.機能がシンプルで使いやすい
搭載されている機能がシンプルなこともメリットだと思う。
重量と時間のみを測定できるスケールなので、ドリップコーヒーを作る際には必要十分だ。
しかも操作性も複雑ではないので、機械の操作が苦手な方にもおすすめできる。使わない機能を持て余したりする心配がなく、毎日使う際にストレスを感じることが少ないので、とても使いやすいと感じる。
3.信頼のハリオブランド
耐久性が高く壊れにくいこともメリットだ。
最近は聞き慣れないメーカーの商品が異常なほどの低価格で出回っていることも多いが、そのようなメーカーの商品はすぐに壊れてしまうリスクが高い。
ハリオは長年の伝統がある信頼できるブランドなので、正しく使っていればすぐに壊れてしまう心配は少ないと思う。
実際、僕もこのスケールを10年ほど使っているが、全く壊れる気配がない。
まとめ
今回の記事では、ハリオV60ドリップスケールを紹介した。
長年使っていてデメリットはほとんどないが、強いて言うなら、耐水性が備わっていないことや、電池が交換式であること、高価格帯のコーヒースケールに比べると反応速度が遅いことなどが挙げられると思う。
価格やメリットと上記ポイントを天秤にかけたときに、これらのポイントを許容できるようであれば買うべきだろう。
最初に選ぶべきコーヒースケールとしては心からおすすめできるプロダクトなので、ぜひチェックしてみてほしい。
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