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フランスひとり旅(4日目: シテ島散歩~空路マルセイユへ)

3日目からの続きです。)

(旅の全体のスケジュールはこちらの記事でご覧になれます)

 フランス一人旅の4日目です。朝6時半ごろ起きてシャワーを浴びました。今日の昼前にはパリを離れるので、シテ島を散策することにしました。


修復中のノートルダム大聖堂を見てからポン・ヌフを渡る

 前日、たまたま同時期にフランスを旅していた友人(SNSへの書き込みで判明)から、ステンドグラスが素晴らしいということを教えてもらった「サント・シャペル」に行こうと決めました。
 持参したガイドブックで「サント・シャペル」に入場するために料金がかかるということを知ったので、アプリから申し込み朝の9時半から入れるチケットを購入しました。
 そして、せっかくシテ島から遠くないホテルに泊まっているので、「サント・シャペル」を訪れる前に、「ポン・ヌフ」と「ノートルダム大聖堂」を見てみることにしました。

シテ島に行く前に見かけた早朝の「ガランド通り」

8時15分 セーヌ川のほうへ歩いていくと、火災で消失した箇所の復旧作業が進められている「ノートルダム大聖堂」が見えました。そして「ドゥブル橋」を渡って大聖堂の正面に近づいていきます。

朝から復旧工事が進む「ノートルダム大聖堂」

8時20分 「ノートルダム大聖堂」を正面から見える公園に到着。横から見ても凄いのに正面から見ても凄いので、どちらを見せたい建物なのだろうなどと感じました。正面から見る位置にはひな壇ベンチのようになった場所があったので座り、正面からの外観に圧倒されてみました。また、ベンチにはビールを飲みながら顔を赤くしてギターを弾くおじさんがいました。ギターのチューニングは少し狂っていました。

「ノートルダム大聖堂」の正面

8時40分 再び橋を渡って左岸にもどり、セーヌ川沿いを西に歩いてみます。「ポン・ヌフ」という橋はパリに現存する最古の橋だそうで、渡り切らなければと思って向かいました。まずは南側にある橋を歩いてみて、真ん中にあるシテ島にいたると、階段を降りられるようになっていましたので、公園を通り端まで行ってみることにしました。

広場にある騎馬像
シテ島の"端っこ"

 柳の木を見てから今度は北側の端を渡って右岸へ。ところで、ところどころバルコニーのように広がっている箇所があるというのがこの橋の特徴だなと思うのですが、自宅近くの某橋は、これを真似したのかななどとも思いつつ「ポン・ヌフ」を渡りきりました。

パリ最古の橋「ポン・ヌフ」

9時前 橋の眺めを楽しんだ後、「サント・シャペル」への道をすこしだけ遠回りして歩くと、また物々しい装備の警察官がたくさんいました。オリンピックに反対するデモなどへの警戒でしょうか。

「サント・シャペル」にはストライキで入れず…

9時15分 ダウンロードしたEチケットのQRコードを準備して「サント・シャペル」の近くには出来ていた行列に一旦並んでみたものの、もう少し先に「サント・シャペル」があると言う案内板を見つけたのでそちらに行ってみました。するとなんだか人だかりが出来ていて、警備員が英語で「今日はストライキがあったからグループツアーでなければ入れない」ようなことを言っておりました。数分後には状況が変わったようですべての入場が出来なくなったよう。多くの人たちが残っていましたが今日はストだからこの場から立ち去れと言いわれ仕方なく退散。

中に入れないことを告げられ列がなくなった「サント・シャペル」の前

ならばカフェで朝食を

9時30分 ノートルダム大聖堂を見ながらホテルに戻る道の途中、明るそうなカフェを発見。ここに入ってクロワッサンとチョコレートのパンを食べることにししました。「ノートルダム大聖堂」が見える明るいガラスのテラスのようなお店は「La Crème de Paris Notre-Dame」。3日目に引き続き、贅沢な朝食です。そいてホテルに戻って最終の荷造りなどを終え10時半ぐらいまでベッドで少し寝転がりました。

「La Crème de Paris Notre-Dame」から「ノートルダム大聖堂」を見ながら朝食を♪

シャルルドゴール空港からマルセイユへ

10時45分 3泊したホテルをチェックアウト。RERのノートルダム駅に向かいGoogleマップが案内する通りに行ってみると、エレベーターの入り口につきました。下に行く呼びボタンを押したつもりが、ヘルプセンターのボタンを押してしまったようで地元の人が助け船を出してくれました。エレベーターに乗るとボタンの行き先階のボタンも触らなくてよいと教えてくれましたた。
10時55分 地下のホームへ。必死に案内のモニターなどを見ていると、シャルル・ドゴール空港へはこのホームであっていると言うことを別の方が教えてくださる。来た列車は結構な混み具合。この旅の初日にシャルド・ゴールから来た道を戻っていく不思議な感覚です。

シャルルドゴール空港駅に到着

12時10分 国内線の2Fターミナルのマックで昼食。スマートマックなるものをオーダーしたのですが、フィレオフィッシュのような「マックフィッシュマヨ」というのを2つ頼んでしまいました。海外からくる観光客も日本では同じような不便を味わっているのかななどと思いつつ、セットメニューでサラダとオレンジジュースを頂き、やはり旅行中の野菜不足はマックで解消です。

12時35分 保安検査場に向かおうとすると、最初に行った列では上級会員のみだからダメと言われて、ターミナルのだいぶ奥のほうの列を案内され進みます。そして並んでいるとスーツケースが規定値におさまっているか検査されました。サイズ・重量ともにクリアし、進んでよろしいと言われました。私の前に並んでいた欧米のグループは3名の中の2名のスーツケースがチェック用のかごに収まらず弾かれましたた。やっと保安検査場の手前に行くも、私が案内された列は全然進みません。前のほうのおじいさんが手間取っていたのと、その前のカップルが液体の検査をされていて進みませんでした。海外でひとりで乗る国内線はまあまあ心細いですね。

 私の身体と荷物はなんなくクリアして搭乗ゲートに進みます。Eチケットの座席番号の数字と勘違いしどこだと係の方にiPhoneに表示した搭乗券を見せると、28番のゲートを教えてもらいました。

自然光の入る2Fターミナル

13時30分 搭乗ゲートに並ぶと、せっかく機内持ち込み可の荷物なのに預かると言うようなこと言われてタグをつけられ、ボーディングブリッジい置くよう案内されました。ほかの乗客のの荷物もたくさんあったので自分のスーツケースも置きましたが、正しいのか不安になり、乗った後にCAさんに「あそこに置いたけど正しいのか」と尋ね確認しました。

 乗った機種は3列+3列の「エアバスA318」だったと思います。事前予約でオプション料金を払って窓席を選んでおきました。既に通路側と中央中に座っていたアジア系の女性の前を通り座席へ。滑走路まで飛行機が進む途中で私は少し寝てしまったと思います。寝かけたところで飲み物のサービスが始まったのでコーヒーとクッキーを頂きました。

15時10分 眠りに落ちた後で目が覚めると、雲の切れ間から南仏の街が見えてきたました。そして「マルセイユ・プロヴァンス空港に着陸。

マルセイユ・プロヴァンス空港に着陸する前に「ベール湖」を見下ろす

15時35分 搭乗前にボーディンングブリッジに置いてきた私のスーツケースはどこで受け取れるのかと尋ねると、カルーセル(ターンテーブル)で受け取れと案内され、あぁそういうことだったのかと理解。何のために機内に持ち込み可能なスーツケースにしたのかわからない。だいぶ時間が経って荷物を受け取ることができた。荷物4個目位でできたので、まぁよしと。

「マルセイユ・プロヴァンス空港」でスーツケースが出てくるのを待つ

バスで空港からマルセイユ市内へ。東横INNにチェックイン

15時45分 荷物を受け取った後、市内行きのバス停の場所がいまいちわからずインフォメーションで聞くと、ターミナルの外に出てバスのチケット買えと言われしばし歩きます。今朝15℃だったパリから、28℃のマルセイユ。ターミナルを出るととても蒸し暑さを感じました。
15時55分 窓口で10€の切符を買うとプラットホーム6番を案内され進みます。空港はバスの窓口も英語が通じ、助かりました。

空港からマルセイユ市内にはシャトルバスで

15時55分 バスが到着。荷物を預けてそして席に乗り込みます。足元にUSBがあったので充電することができました。高速道路は渋滞していましたが、バス専用レーンがあるのでしょうか、乗っているバスだけはおおむね順調に進みませう。バスの車窓から見える景色の中で、ビッグサンダーマウンテンを思わせる、荒い岩肌などの地形が印象に残りました。

16時40分 バスが「マルセイユ・サン・シャルル」駅前に到着。明朝もバスで出かけるので、その乗り場を確認した後ホテルを目指します。

「マルセイユ・サン・シャルル」駅前のバスターミナルに到着

16時50分 今日の宿は、楽しみにしていた東横INNです。ホテルにチェックインし、部屋で少し荷物の整理をを少ししてからリュックを持たずにマルセイユ市内に行ってみることにしました。

南仏・マルセイユにある東横INN

17時過ぎ 最初は駅のほうに向かって歩きます。フランス国鉄の駅の終端式ホームを見て「外国」を感じました。きかんしゃトーマスの世界だなと。

「マルセイユ・サン・シャルル」の駅舎
終端式ホームに外国を感じます

17時40分 エスカレーターで地下に降り、券売機で1日フリー券を購入しました。そして地下鉄へ、

マルセイユの地下鉄「サン・シャルル」駅
地下鉄「ビュー・ポール」駅で下車

17時50分 当初目的地を忘れてしまったのですが、地下鉄「ビュー・ポール」駅でいったん地上へ出てみました。するとそこは、まさにマルセイユの港の広場で1番賑やかなところ、音楽は賑やかでしたが、風景がに描かれそうなの世界が私の目の前に広がっていました。
17時55分 目の前に船があったのでどこに行くのか聞いてみました。行き先を質問する珍しいアジア人の私は不思議な人。改めて「What is your quesution?」と聞かれたので、「I wanna know the destination.」と答えると色々と教えてくれ、船の中で5€でチケットを買い、乗ってみることにしました。ノープランでのなかなかの賭けです。

乗ろうと思った船。結局乗りました。

 私が乗ってってみたこの船は「海上シャトル」というものだそうです。いくつかの路線があるようで、マルセイユの「ビュー・ポール(旧港)」から「La Pointe Rouge(ポワント・ルージュ)」までおよそ30分で到着。
 レストランやボートの係留所などがあり逗子に近い雰囲気を感じました。

船の後ろから見る「シャトー・ディフ」
マルセイユの街並み

19時 La Pointe Rouge(ポワント・ルージュ)」からとんぼ返りで「ビューポール(旧港)」へ。

「La Pointe Rouge」の港

 海から眺めるマルセイユの街並みや「シャトー・ディフ」という島など、景色は飽きません。船のスタッフの方が話しかけてきてくれて、日本から来たと伝えると、子どもの頃アニメが好きで日本語を勉強していたと、教えてくれました。

19時40分 船で戻ってきた後は路線バスに乗って「セント・ジョン要塞」のほうに近づいてみることにしました。

マルセイユで乗った路線バス

 丘の上に建つ「ノートルダム・ド・ラ・ガルド聖堂を旧港に泊まる船腰に眺めつつ魚介のパスタでも食べてみようとかなどと呑気なことを考えてみましたが、旧市街のある北の方に歩いてみることにしました。集合住宅の下を通る戸塚で見たことがあるような階段をあがり、旧市街に行ってみる。

「ノートルダム・ド・ラ・ガルド聖堂」を眺める

 歩いているとせっかくの美しい街並みなのに落書きがあり、治安の悪さを感じました。所々警戒しつつ進む中、花が綺麗なバルコニーには安心を覚えました。

20時過ぎ Googleマップで見ながら「旧施療院」なる場所を目指していきましたが既に閉館していたので下に降りていくと「マルセイユ大聖堂」がありました。

「マルセイユ大聖堂」

20時35分 あとは「トラムに乗ってみたい」と思い停留所を目指して小学校の脇の路地などを通りながら進むと、スーパーマーケット「Monoprix」を見つけたので入ってみました。21時閉店ということで警備員さんたちに急かされ、ミネラルウォーターとハイネケンとラザニアペンネアラビアータを購入。セルフレジを何とか使って店を出て、お目当てのトラムへ。なかなか顔が細長い印象の車両が来ました。

昔、花巻温泉を走っていた軽便鉄道の"馬面電車"を想起

21時過ぎ 「Canebière Capucins」停留所でトラムを下車。路線が分岐するポイントに興味がわきつつ「ラ・カヌビエール」という主要な通りを抜けて「ビュー・ポール」に戻りました。

トラムのポイント
「ラ・カヌビエール」の街並み

21時ごろ そろそろホテルに戻ります。Googleマップで検索したところ、地下鉄1号線で一駅ゆき、バスに乗り換えるという現在地からホテルまでの経路が出ました。これに従って地下鉄の駅を出ると、日が沈んで暗くなっておりやや怖いなと感じました。

地下鉄1号線の「ビュー・ポール」駅改札
良さそうな経路だったのですが…
無事にバスを降りたところ

21時30分 バスを降りて東横INNへ。今夜は日本のメーカーのユニットバスの湯舟のお湯を貯めて入浴。パリで3泊したホテルはシャワーだけだったので久しぶりのバスタブ。これをかなり楽しみにしていましたた。やはりお風呂に入るってのは良いです。

1週間も旅するなら、一泊ぐらい日系ホテルで一息しても◎

22時30分 入浴後にホテル1階のバーで「1664」と書かれたビールを買って部屋に持ち帰り、21時ごろトラムに乗る前に買ったラザニアと一緒に飲みました。22時50分そろそろ就寝。明日はバスでニースに向かいます。

5日目に続きます)

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