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フランスひとり旅(3日目: オランジュリー美術館・凱旋門・ヴェルサイユ宮殿)

2日目からの続きです。
 フランス一人旅の3日目は、朝4時に某旅行手配会社からの不正確な内容の電話着信のおかげで目が覚めてしまいました。

(旅の全体のスケジュールはこちらの記事でご覧になれます)


アンジェリーナで朝食を

 3日目が始まりましたが、フランスに来てからまだフランスっぽい食事をしていません。今日は9時30分からオランジュリー美術館に入れるチケットをよやくしているので、その前に持参したガイドブックで調べた「アンジェリーナ」というお店で朝食を食べることを思いつきました。
8時過ぎ Google マップの検索結果に従い、「Les Écoles」というバス停から27系統のバスにのり、ルーブル美術館のバス停で降ります。

3日目のスタートは27系統のバス。連接バスはワクワクします。

8時30分ごろ 高級ホテルの入り口などが並ぶ雰囲気の良い通りを歩いていくと「アンジェリーナ」に到着。このお店はココ・シャネルも来ていたそう。ウェイトレスさんに中に通していただきます。お店の内装はオーセンティックで壁には風景画。天井の明かりも良い雰囲気でした。日本語も聞こえたので私同様に観光客が多くいるように感じました。

「アンジェリーナ」を発見

 円安を嘆きながらも、卵料理が点いているセットを選びました。卵はスクランブルエッグも食べてみたかったのですがオムレツと決めました。飲み物はグレープフルーツジュースとコーヒー。

アンジェリーナの朝食。オムレツ美味

 パンと2種類のジャムが、銀色の"棚"みたいなのに載せられたサーブされました。長い棒の中はバター。私のテーブルはスーパーモデルさんのような背の高い方がサーブしてくれました。オランジュリー美術館に行く時間が気になりつつもゆったりとした空間で朝食を頂きました。時間が限られているとは言え、やはり雰囲気を楽しまなければということです。
 そろそろチェックをしてもらおうかなと食べ終わったと考えていたら、イチゴのデザートが出てきました。

苺のデザート

オランジュリー美術館でモネの睡蓮に囲まれる

9時30分過ぎ テーブルでお会計をお願いした後、オランジュリー美術館を目指して歩きます。コンコルド広場はオリンピックの準備にむけた工事がたけなわで、通れない場所がフェンスで囲われており、普段とは違った雰囲気なのかなと感じました。
 セキュリティーチェックのあと、背負っているリュックはクロークに預け番号札を受け取りました。そしていよいよモネの睡蓮の部屋に進みます。噂どおりの楕円形の部屋でした。「やっと見れた!」と言う思い。奥にももう一部屋少し広い睡蓮の部屋がありました。睡蓮に囲まれる時間のあと、下の階でルソーの「人形を持つ子供」など豪華な絵を見ました。

モネの睡蓮

シャンゼリゼ通りを歩いて凱旋門へ

11時20分 オランジュリー美術館を後にし、凱旋門を目指します。
コンコルド広場を抜けてシャンゼリゼ通りを歩いていくことにしたのですが、オリンピックのメイン会場となるコンコルド広場の近くは、普通にライフルを持った警察官がたくさんいて物々しい雰囲気。地下手もコンコルド駅は通過させるという徹底ぶりでした。シャンゼリゼ通りは凱旋門に向かって上り坂で眺めがよかったです。まずは凱旋門に向かって右側を通って歩くとadisasなどがあります。ところどころで横断歩道を渡って通りの反対側も歩いてみたりしながら凱旋門に近づいていくとマクドナルドがありました。

マクドナルド・シャンゼリゼ通り店

11時45分 またマック。しかしシャンゼリゼ通りのマクドナルドで食べるってのはいいと思い、野菜不足をマックのサラダで補おうと思い入ってみました。歩き疲れたのでここで少々休憩。

カウンターの席でサラダを食べながら凱旋門を見る

12時15分 そろそろ凱旋門のほうに歩きだします。門の近くで気が済むまで自撮りをした後、地下道を通って凱旋門へ。

気が済むまで自撮りをした場所

12時30分 事前に予約したチケットを持ってセキュリティーチェックを受け門に施された彫刻に見入った後、いよいよ螺旋階段をぐるぐるのぼると上の部屋に着き、その後また別の階段をのぼると屋上に出ます。ここからの眺めも素晴らしかった。曇っていたのは残念でしたがエッフェル塔方面を見る景色が1番美しいと感じました。

螺旋階段で凱旋門の上に行きます
凱旋門からみるエッフェル塔

電車でヴェルサイユ宮殿へ

13時30分 次はベルサイユ宮殿を目指します。Google マップで経路を調べると、検索結果が数分おきに異なるのはバスや地下鉄の出発時刻が刻々と変わるからかなとも思うのですが、慣れていないのでやや混乱します。
 「Kléber」駅から地下鉄6号線で「ビラケム」駅へ。昨日エッフェル塔に行くときに降りた駅で今日はRERのC線に乗り換えます。

RERを待つホーム

14時過ぎ ホームに列車が入ってきました。2階建て車両の内装はベルサイユ宮殿の内装がラッピングされたもので日本語を含む外国語で文字が書かれていました。「この電車はベルサイユ宮殿です」と印刷されていたのですが、反対行きのときにはどうなるのかなどと思いながら車窓を眺めていると30分弱で「ベルサイユ宮殿」駅に到着します。

ヴェルサイユ宮殿行き電車の中
私は2階席に座りました
「ヴェルサイユ宮殿」駅

14時40分 駅から1キロ弱歩いて宮殿へ向かいます。宮殿の門が見えてきました。ものすごい「金色」が見えます。15時30分からの時間枠のチケットを事前購入しておりましたが15時ぐらいで入れてもらえました。

豪奢な門

 順路がいまいち分かりませんが、とりあえず宮殿に向かって右の方から進むことにしました。あらかじめヴェルサイユ宮殿の公式サイトからダウンロードしておいたオーディオガイドの日本語が役立ちました。

 月並みな言い方ですが「鏡の間」が素晴らしいと思いました。「王室礼拝堂」もほかの部屋も素晴らしいのですが。またルイ14世が亡くなった部屋や、フランス革命の時にみんなが押し寄せてきた部屋などを見学した際、中学校の社会で習ったことが急に臨場感を帯びるようでした。

王室礼拝堂
鏡の間

 時間の制約から庭園は諦めてパリ市内に戻ることにしました。宮殿を後にする頃には少し青空が広がりましたので青空を背景にヴェルサイユ宮殿の写真を撮りつつ駅に戻ります。

宮殿を後にして駅に戻ります

17時前 「ヴェルサイユ宮殿」駅に着くと、切符売り場には列ができているのを横目に、1week Navigoを入れたiPhoneを改札にかざしてホームに出て、すでにホームにいる電車に乗ります。

「ヴェルサイユ宮殿」駅に停車中の電車

 行きと同じく2階建ての車両で、昔の自動車のように主導でグルグルレバーをまわして窓を開ける仕組み。冷房はない車両のようですが外の風が入れば涼しかったです。途中から通勤客でだんだんと混んできました。

イエナ橋に戻ってセーヌ川クルーズへ

17時40分 「Champ de Mars Eiffel Tower」駅に戻りエッフェル塔をみながらセーヌ川クルーズの乗り場に向かいます。途中で、昨日はあの上にいたなと思いながら、青空をバックにエッフェル塔を取りました。

やはり美しい塔

17時50分 前日に購入したチケットのQRコードをかざしてバトーパリジャンの船に乗ります。列の最後の方だったので人気の2階席はほとんど埋まっており1階席に行きました。

18時 クルーズ船出航。最初1階の座席の向かって左側の座席に座ってみました。

最初に座ってみた1階席(室内)

 他のお客さんを見ていると船室の外に出てもよさそうだったので、右側に出てベンチに座ってみることにしました。結局最後までこの席にいました。橋の下をくぐる都度2階席にいる子供たちが音の反響を面白がって大きな声を出しておりました。

「アレクサンドル3世橋」だそうです

19時10分 シテ島、サン=ルイ島で折り返し、70分間の優雅なクルーズが終わりました。初めてフランスに来た私、これは乗ってよかったと思いました。

パサージュを見に行った

19時15分 クルーズの後はパサージュを見てみたいと思い、Google マップに従って42系統の路線バス乗ったのですが、途中からGoogleマップとは全く違うところを走り始めて不安になる。結局「サン・ラザール」駅の前まで行ってしまいました。帰国してから気づいたのですが、モネが描いた駅はここでした。見ておけばよかったと後悔。
19時50分 地下鉄3号線で「サン・ラザール」駅から「Bourse」駅に戻りました。駅から地上に上がると証券取引所があったのですが、なんてことはない”bourse”がフランス語で証券取引所という意味でした。

地下鉄3号線「Bourse」駅は清潔な印象

 ビストロなどは結構みんな盛り上がっています。もう20時を過ぎているけども明るいので時間の感覚がよくわからなくなります。

20時10分パサージュ・デ・ パノラマ」に何とかたどり着くことが出来ました。切手のお店などはすでに閉まっていましたが、ディスプレイを見ているだけでも面白かったですし、飲み屋さんなんかもいっぱいありました。これは見る価値がある通りでした。

フードコートで食べたいものなく撤退

 持って行ったガイドブックによれば、最近はフードコートも充実してきたとのことで紹介されていたフードソサエティなる場所を目指すことにしました。
20時30分 地下鉄8号線と13号線を乗り継いで「Gaite」駅へ。最初に乗った8号線では逆方向に行ってしまっていることに途中で気づき5分ロス。往復で10分ロスしました。

20時45分 やっとたどり着いたフードコートでは日本食とラーメン以外には食べたいものに遭遇できませんでした。フランス料理のチーズなどはそそられたのですが閉店していました。ハンバーガーに使用かなと思って店員さんに聞くも英語が話せる人が少なく、色々なえてしまい、ホテルに戻ることにしました。

頑張ってたどり着いたフードコート

21時25分 ホテルの近くのカルフールエクスプレスで、サラダとパニーニサンドイッチとハイネケンを購入し、部屋に戻って夕食を頂きました。なかなかこれがうまい。

我らの味方 カルフールエクスプレス♪
海外の一人旅の食事はこうなりがち?

23時頃 シャワー浴びて少し荷造りをして寝ます。明日はシャルルドゴール空港に戻って、マルセイユまで国内線に乗ります。

(4日目に続きます)

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