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久しぶりに目がキラキラした話。

ユニバのダンサーになりたい。
そう思ったのは20歳の頃だった。

ダンスをした経験は全くない私。
あまりにも楽しかった夏のパレードを見た後、「私、ユニバのダンサーになろっかなあ〜」なんて調子に乗って言ったら、「あんたならなれるで」と友達が言った。しかも4人とも。笑

嬉しかった。
茶化されると思ったから、、
あんたならできる、と思ってもらえるくらい、私の存在が元気パワーを分け与えられるだろうと、思ってもらえたということが嬉しかった。

でも、どうしたらなれるのか、どこのレッスン場に行けばいいのか調べても分からなかった。心にダンサーを飼いながら、うだうだしているうちに2年弱が経ちコロナ禍に突入した。

年明けから始まった自粛生活。
街から人は消えて、ユニバも閉鎖した。

そして、家にずっとこもっていたら、
“あ、ダンサーになるんだった”と久しぶりに思い出した。

そこから、毎日開脚のストレッチをして、ダンス教室を探した。

“ダンス未経験の社会人が始めやすい教室”みたいな広告を見つけて、緊急事態宣言が開けた瞬間駆け込んだ。

初めてはわからないもの。
何で1時間かけてストレッチをするのか、筋トレが必要なのか。
とにかく先生のマネをするばかり。
でも、音に合わせて踊ることはとにかく楽しかった。楽しくて楽しくて、毎週のレッスンが楽しみになった。


ダンスを初めて2年。
昨日、初めての発表会に参加した。
衣装を着て、照明を浴びて、踊る。

高校の頃は吹奏楽部だったので、舞台には慣れている。照明の色や、曲順の構成を考えるポジションだったので、舞台に関することは好きだ。

リハーサル。
音無しで、立ち位置を確認したあと、本番通りに踊る。
その様子を見ていたら、無意識のうちに泣いていた。

あぁ、帰ってきたなぁ。
照明かっこいいなぁ。
やっぱ好きやなぁ。

嬉しかった。
久しぶりに目がキラキラした。
やっぱり舞台に立つこと、作ることが好きだと久しぶりに感じることができた。


ユニバのダンサーにはなれていないけど、憧れで始めたダンスは私にとってやっぱり必要なものだった。

心にダンサーを飼いながら、また来年。もっとかっこよく踊るために筋トレ頑張ってついていこう。✌


やりたいと思ったことはやってみると、自分の中の自分が喜ぶよ。

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