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「彼岸」ってなに?いつ?どんな行事?

皆様
いつもありがとうございます。

今回は、

彼岸(春3月・秋9月 雑節)

についてです。


1.「彼岸」とは?


「彼岸(ひがん)」とは、
日本の「雑節」の一つで
「お彼岸」
とも呼ばれる。

仏教に由来する行事とされ、
3月の「春の彼岸」と
9月の「秋の彼岸」がある。

彼岸は、
二十四節気の「春分(3月21日頃)」と
秋分(9月23日頃)」を
中日(ちゅうにち)とし、
前後各3日を合わせた各7日間であり、
1年で計14日ある。

この期間に行う仏教の行事を
「彼岸会(ひがんえ)」
と呼び、
一般的にはこの期間に
「お墓参り」をする。

彼岸の最初の日を
「彼岸入り」や「お彼岸の入り」、
最後の日を「彼岸明け」や
「お彼岸の明け」などと呼ぶ。

なお、
中日の「春分」は「春分の日」、
「秋分」は「秋分の日
として国民の祝日となっている。

2.「彼岸」はいつ?


2023年(令和5年)の「春の彼岸」の日付は以下の通り。

  • 3月18日(土)彼岸入り

  • 3月19日(日)

  • 3月20日(月)

  • 3月21日(火)中日(春分)

  • 3月22日(水)

  • 3月23日(木)

  • 3月24日(金)彼岸明け


同年の「秋の彼岸」の日付は以下の通り。

  • 9月20日(水)彼岸入り

  • 9月21日(木)

  • 9月22日(金)

  • 9月23日(土)中日(秋分)

  • 9月24日(日)

  • 9月25日(月)

  • 9月26日(火)彼岸明け


3.「彼岸」について


俗に、
中日は先祖に感謝する日とされ、
残る6日は、
悟りの境地に達するために
必要な6つの修行徳目
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」
を1日に1つずつ修める日
とされている。

彼岸は仏教行事に由来するとされるが、
彼岸の行事は日本独自のものであり、
インドや中国の仏教にはない。

歴史的には、
806年(延暦25年)に
日本で初めて仏教行事としての
彼岸会が行われた。

民俗学では、
彼岸は元は
日本古来の土俗的な
太陽信仰や祖霊信仰が
起源だろうと推定されている。

民俗学者
五来重(ごらい しげる、1908~1993年)は
「彼岸」という言葉の由来について、
豊作を太陽に祈願する
太陽信仰の言葉「日の願い」から
「日願(ひがん)」となり、
後に仏教用語の「彼岸」と
結び付いたと説いている。

日本では彼岸に供え物として、
もち米とあんこを使用した
「ぼた餅」や「おはぎ」
と呼ばれる食べ物が作られ、
食される。

これらの名前は、
彼岸の頃に咲く花である
春の牡丹(ぼたん)と
秋の萩(はぎ)に
由来すると言われる。

日本の気候を表す慣用句に
「暑さ寒さも彼岸まで」
という言葉がある。

これは
「冬の寒さ(残寒)や夏の暑さ(残暑)は
彼岸の頃まで続き、
彼岸を過ぎると和らぎ、
凌ぎやすくなる」
という意味である。

彼岸に由来する花として
「ヒガンバナ(彼岸花)」がある。

ヒガンバナは、
ヒガンバナ科の多年草で、
鮮やかな赤い花を咲かせる。

地下の球根には
強い毒性がある有毒植物であるが、
かつては
飢饉(ききん)や災害の際に食べる
救荒(きゅうこう)作物として
球根のデンプンを
毒抜きして食べていた。

ヒガンバナの名前は、
秋の彼岸の頃に、
突然に花茎(かけい)を伸ばして
鮮やかな赤色の花が
開花することに由来する。

その他の由来として、
これを食べた後は
「彼岸(死)」しかない、
という説もある。

また、
彼岸に由来する花として
「ヒガンザクラ(彼岸桜)」もある。

ヒガンザクラは、
バラ科の落葉小高木で、
本州中部以西に多く、
観賞用として庭などに植えられる。

ヒガンザクラの名前は、
春の彼岸の頃に
花を咲かせることに由来する。

各地のサクラの開花・満開を
判断する標本木(ひょうほんぼく)の
「ソメイヨシノ(染井吉野)」
より少し早く開花するのが特徴である。

いかがでしたでしょうか?

皆様は、
「お墓参り」
されましたでしょうか?

是非、この機会に
ご先祖様に挨拶をしに
行ってみてはいかがでしょうか?

最後まで、ご覧いただき
ありがとうございました。

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