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ヴォイストレーナーがヴォイトレ受けて思ったこと

声と身体をほぐす唄ウタイ
Leo:hisayoです

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自分自身がボイストレーナーの仕事に就いたのはもう16年前のこと。

今は自営で声と身体のサロンスタジオ
と称して店舗を営んでいますが
前職はボーカルスクールで講師をしていました。

実は私、音楽系の学校には一切行っておらず
独学で音楽をやってきておりました。

想いだけは熱いので
(ハードロックバンド出身 汗)
当時27歳くらいだったと思いますが
ボーカルスクールに雇ってもらえたのは
本当に奇跡的で。

現役ミュージシャン」というか
ライブ活動をバリバリやっている人が
欲しかったみたい。

「研修あります」の求人をみて
「とりあえず送るだけ送ってみるかぁ」
と履歴書を送ったら
「2次面接来てください」となり

2次は模擬レッスンを実際にやり
その録音音源で判断、ということでした。

「私だったら、こんなレッスンを受けたい」
のイメージを一生懸命膨らませ
バンド活動やライブ活動しかやってきていない
レッスンを受けたこともない私が
テストの当日にやったことは???

ライブでよくやってた
「コールアンドレスポンス」的なことでした。

もう、ここまで来たらやるしかない
と思ってものすごい過剰なノリで
ピアノを弾きながら
「ヘイ、カモ〜ン、Say!!」とか言って

「シャラララ〜」という言葉に
簡単なメロディを付けまして
生徒さん役の事務スタッフさんを
散々煽りまくり

「もうちょい口開けましょか?」
「ワォ!ヨイデスネェ!」とか。

自分自身のキャラの限界を
超えそうな勢いで乗り切ったこと
時々懐かしく思い出します 

模擬レッスンでそんなことを繰り広げながら
「あ、この人声出すのに慣れてきたな?」
っていうのがわかった瞬間のこと

よし、では、、、と思って3度上を
私がハモってみたりしましたね。

しばらく一緒にそのまま歌って
スタッフさんをなぜか汗だくにして終了。

「なんか、すっごい楽しかったです!
ありがとうございます!」と感謝され

あぁ、なんかこんな風に感じてもらえたなら
もう面接落ちても別に良いなぁ
って

思ってたら、、、
一週間後に採用通達がきた
というのがこの仕事の始まりでした。

そこからは研修も受けさせてもらいましたが
自分でも様々体験レッスンなど受けに行ったり

本もたくさん読んで
(当時はyoutubeで学ぶというよりは
本で学ぶっていうのが当たり前だったし)

トライ&エラーもたくさんしながら
お仕事をさせてもらえるように
なっていった、
という感じでした。

で、思うところあってその8年後に独立開業。

で、開業して4年目に離婚、
その3年後にコロナ時代突入。

去年は「これも自分の節目だな」と感じ
自分自身が初めてがっつりと継続してボイトレをオンラインではありましたが受講

ヨガの要素や身体のメンテナンス要素を
ふんだんに取り入れたevoice-laboにて

最初3ヶ月間はみっちりと今の自分の
身体の問題点や状態を知っていく

ということに重点を置きながら
4ヶ月目からは発声や楽曲なども
取り入れてもらうという
レッスンを合計6ヶ月間
オーダーメイドで
組んでいただきました

「身体がどういう風になれば
こういう声の出かたになるのか?」

それを改めて自分自身が体感。

かなりしっかり目に身体を動かし
「血が巡る感じ」「息が深くなる感じ」
の後に発声するとめちゃくちゃ眠い、、、

@波出まくり、、、

偏ったことに気づけない身体より
偏っているなぁとちゃんと自覚ができて
それを整えながら動いていく身体の方が
身体も心もパフォーマンス力は
格段に上がるなぁ、ということ

あと、体幹がしっかりしてくると
脱力しやすくなるということ。

私の手法ははどっちかというと
緩めたり解したりしながら
脱力を促してきていた
ので

わぁ〜やっぱりご自身で毎日
少しずつでも動いてもらうことも
必要だなぁ、、、と改めて思っています。

「どうすれば維持できる自分になれるか?」
って考えていくのはとても大切。

それは自分ひとりで創り上げてきたものを
大切に守りたいがために
あたまでっかちに神経質に
考えてしまいがちな私自身を
心身ともにほぐすきっかけにもなったから

誰かの客観的な視点に
頼ってみたり耳を傾けてみたりできる
自分に少しはなれた、ということ。

人や出来事や物事との
「出逢い」をどう受け止めて動いていくのか?

それは足し算じゃなく掛け算の効果に
つながるのかもしれません



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