「禅の響 -ZEN no OTO- | 龍聲」ないものをあるとせよ
龍の夢を見た。
龍は目で語る。
ないものをあるとせよと。
空に舞う霧とも思える龍たちは、いつも傍にいる。
この曲は、私が昔、夢に見た龍を音として残したく作曲した曲です。夢の詳細はこちらをご覧ください。「アルバム 回向 曲解説」
「ないものをあるとせよ」
私が毎年行く、戸隠神社の近くにあるキャンプ場で2年前に撮った写真です。雨がザーザー降る中、何かに囚われたように急に龍聲を吹禅したくなりました。雨は勢いを増し、霧のような雨になり、上空ではいくつもの雷鳴が重なり、私は目を瞑り吹禅していたのですが、上空にいくつもの龍、私の周りにも龍の鱗のようなものを感じました。演奏が終わると雨がを落ち着き、遠くを見ると上のような雲が生き物のように遠くに向かっていました。
龍聲を吹く時は、なぜか不思議な現象が起こる事がありますが、ここまでの経験は最初で最後です。
音を伝えるとき、科学的には空気が振動して伝わるといわれていますし、一つ音を鳴らすと倍音も必ず響きます。しかし、そうした科学や論理的なものを超えた「ないものをあるとせよ」に確信する事ができた貴重な体験です。
少し不思議なエピソードをお話しましたが、龍の聲を模して吹いている龍聲を是非、お楽しみください。
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