四行詩(自撰3編・秋冬) 20 矢口れんと 2020年12月1日 15:25 12.ㅤ 衣の裏でそっと抱きしめた 薄紅のまま残された心 くすんだ紅と秋の空色は 今宵 別の色恋へと向かうㅤ* 薄紅(うすくれない) 紅(べに)◇14.ㅤ 蜜も涙も溶けて溢れて 小さい器を恨めしく見ていた 月影も届かない窓下の長夜 明ける頃には 海の一部でいたかったのにㅤ◇9.ㅤ 過ぎ去ったとて ここにあります 高ぶるほどに留まる身には 暖炉の焔がまたやさしい こごまる熱など 知らず過ぎる針ㅤ◇再掲にあたり一部改編を加えました #詩 #ポエム #文芸 #創作 #恋愛 ダウンロード copy #詩 #恋愛 #創作 #ポエム #文芸 20 ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! サポート