見出し画像

白れんの地球をつつむやさしさよ(第3回現代語俳句投句会参加)

3月も俳句を詠んでみました。花の季節ですね。自宅の周りや、通勤路で出くわす花たちに「やぁ、また会ったね」と声をかけたくなります。

↓コチラの句会に参加↓

Kusabueさん、いつもありがとうございます!

今回も5句です。「余情」を意識しました。物質として無いもの、それどころかテクストにすら無いものを意識して生み出すのは本当に難しい。でもあれこれ試行錯誤するのも楽しく感じるようになってきました。
この投句会ではひとり10句まで投稿できます! 
では参る。


白れんの地球をつつむやさしさよ

ふるさとも涅槃も遠い西行忌

たよりなく浮き世をわたる初蝶か

ふるさとに便りを出すかシクラメン

歳月と初花かおる風のあと


西行は「花と月の歌人」と称される平安末期の歌人です。大好きな歌人の1人。
Kusabueさんも汲み取ってくれましたが、この句は西行の辞世の句「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」と、彼の人生へのオマージュを含んでいます。
西行についてエッセイ・コラムを書いてみたいと思ったけれど、月の最も美しい頃合いまでとっておきます。有言実行するぞ!

今月は花に見惚れて食べ物の句を詠みませんでした。でもシッカリ食べてますw


ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!