【マリノスACL準優勝】失ったものと得たもの
残念ながらマリノスのACLは準優勝で幕を閉じた。選手や監督はもちろん、ファン、サポーターも悔しいという言葉では言い表せないほどの落ち込んだ気持ちだ。
いろんなものを犠牲にして辿り着いた決勝だからこそ勝ちたかった。勝たねば意味がなかった。
今大会でマリノスが失ったもの、そして得たものは一体なんだろうか。
失ったもの
ACLタイトル
もちろんこの大会のタイトルを取れなかったのは大きい。クラブとしても本気で目指していたタイトルだけに喪失感が強く残る。
CWC出場権
出場するだけで80億とも言われている正に桁違いの大会。Jクラブにとっては夢のような賞金が得られる。だが、そのチケットも儚く消えた。
Jリーグ
ACLと並行で戦うことで過密日程に悩まされ、勝ち点を落とした試合もあった。リーグはまだ半ばとはいえここから巻き返していかなければならない。
得たもの
東アジア王者
ベスト16が最高成績だったマリノスにとって東地区を制してACL決勝までコマを進めたことは大きな経験と自信になった。
苦手とする韓国クラブを破ったのも大きい。
中東アウェイの厳しさ
初めて経験する中東アウェイ独特の雰囲気を経験したこともチームにとっても貴重な財産になる。
元も含め代表選手がほとんどいない今のマリノスにとって未知の世界を肌で感じたことはいつか生きてくるはずだ。
チームとサポーターの意識
マリノスにとってACLはいつかは取れたらいいな、くらいのタイトルだった。どこか現実味が薄く縁遠いタイトルに思えていたが、今回決勝まで行ったことで、チームもサポーターも意識が変わった。
いつか、ではなく近いうちに必ずリベンジして獲得しなければならないタイトルへと変わった。
これから
悲願のACLタイトルを逃したのは本当に悔しいが、前を向かなければならない。
失ったものを数えてもしょうがない。まだ残っているもの、これから勝ち取るべきタイトルを考えないといけない。
Jリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯、そしてACL24-25。
タイトルは良いサッカーをしていればいつか取れるものではない。なにかを犠牲にしてでも奪いに行く覚悟がなければ取れないのだ。
どこまでも貪欲にタイトルを奪いに行くマリノスに期待したい。
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